池澤あやか「ヘボコンまでの道のり」

Vol.2 ヘボコン界の“武器商人”タミヤ直伝、エモいパーツの選び方。軍資金5,000円で、いざ資材調達!

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こんにちは、池澤あやかです。ヘボコンを目指して頑張っています。
「ヘボコンを目指す」という姿勢自体が、なんだかヘボい気がしなくもない今日このごろです。

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第1回である前回は、ヘボコンに過去6回以上参加しているという、電子工作ユニット「ギャル電」のアニポールきょうこさんへのインタビューを敢行しました。
きょうこさんから「タイトなスケジュールによる徹夜が生み出した疲労困憊や諦めからしか、想定外のヘボさは生まれない。だから、ヘボコンのロボットは3日くらいで作り上げるのが至高」とのアドバイスを受け、「定期連載で着実にロボットを制作していくという姿勢自体が、ヘボコンに適さないのではないだろうか?」という一抹の不安を抱えつつ、この連載をお送りしています。

「ギャル電」のアニポールきょうこさんへのインタビュー! with きょうこさんオリジナルのヘボいロボット。

 

「ヘボコンの武器商人」との異名を持つタミヤへ資材調達へ!

ということで今回は、新橋にあるタミヤプラモデルファクトリーさんにお邪魔しています。こちらのお店は、ミニ四駆やラジコンのパーツや工作キットなどさまざまなタミヤ製品を扱っている他、店内にミニ四駆サーキットを備えているため、ミニ四駆ファンが集う憩いのスポットにもなっています。

店内には広いサーキットが!ここなら子どもも大人も楽しめそうです。

予想をはるかに超えて速い!

そして、今回資材調達のお供をしてくださるのは、タミヤプラモデルファクトリーのサカモト社長です。

サカモト社長
ラジコンファンが高じてタミヤに入社、現在はタミヤプラモデルファクトリーで行われるさまざまなイベントの企画に携わっていらっしゃいます。

タミヤファン必見のサカモトさんのブログ。日々の業務や新製品情報、プラモデル制作過程まで、社長の視点で綴られたブログです。

 

ヘボコンの武器商人から見たヘボコンとは

サカモトさん、本日はよろしくお願いします。いきなりですが、ヘボコンってご存知ですか?

はい、もちろん!去年のMakerFaireでは、ヘボコンのブース見学もさせていただきました。技術力の有無に関わらず、多くの人が『ものを作りきる体験』ができるヘボコンは素晴らしいイベントだと思います。ロボコンもすごく面白いんですけど、始めるにあたってのハードルが結構高いんですよね。

タミヤが『ヘボコンの武器商人』と呼ばれていることは、ご存知でしたか?

実はそのことについては、取材を受けるまであまり知らなくて。本当にたくさんのタミヤ製品が使われていて感無量です。

ちなみに、タミヤのどんな製品が?

ざっと見た限りですと、ミニ四駆やラジコンのパーツや、タミヤの工作パーツが活用されているように感じました。

こちらは、第1回のヘボコンに出場した「クーちゃん零号機」。一見よくできたロボットに見えますが、タミヤの工作キット「タミヤ ロボクラフトシリーズ No.10 リモコン ボクシングファイター」に箱をかぶせただけ。ヘボコンでは「うまく動いているように見えるのはたいていタミヤのキット」とまで言われているそう。(引用:”デイリーポータルZより”)

 

社長、イチオシ製品を語る

ちなみに、社長が考えるヘボコンで使えそうなイチオシ製品を教えてください!

まずはこれですかね、今年の7月に発売される『タミヤ コングヘッド6×6』。6WDのラジコンなんですよ。太いタイヤで力強く走る姿、かっこいいですよ!

ひとつのアクチュエーターで6輪が動くという激萌えな製品「タミヤ コングヘッド6×6」

(6WD…?)

さらにこれ、ひとつのモーターで6輪が動くようにギアが組んであるんです。

!!ギア好きにはたまりませんね!でも定価 21,384円(税込)とのことで、今回のお買い物では残念ながら没です……

5,000円の予算内ということになると、タミヤでは、省エネルギーであったり、自然エネルギーを使ったりしているエコな商品が売ってるのですが、それもイチオシです。特にこれ、見てください!新しく発売された『水上バイク工作セット』!!後ろについている遠心ポンプで水を吹き出しながら前に進むので、省エネルギーなんです。

「水上バイク工作セット」を手に熱弁する社長

かなりお気に入りです。今回は水上戦ではないので使えないのですが(笑)

使えないんかいっ!

気を取り直してこちらはいかがでしょう?こちらもエコな工作キット『はずみ車(ぐるま)動力車工作セット』です。後輪を転がすとフライホイールにエネルギーを溜めこまれて、その力で走るんです。

すごい、電池やモーターがいらないってことですね。

『はずみ車(ぐるま)動力車工作セット』

エコという方向性は良いかもしれません。実は前回ロボットのアイディア出しをした際に『グリーン車』というエコなロボットを作る案が出ておりまして。

前回の取材できょうこさんにアドバイスをいただきながら考えた環境に優しいロボット「グリーン車」

それはやはり、弊社のエコ系工作パーツと相性が良さそうですね。他にもいろいろあるので、販売フロアの方で物色しましょう。

 

サカモト社長と共に販売フロアを物色…

1階はプラモデルと工作パーツ売り場になっています。

すごい、いろんなプラモデルが並んでますね。

プラモデル用の塗装グッズもいろいろ揃えてます。塗装済みの製品の展示もしていますよ。

ある程度大きいものだと、スプレー缶やエアブラシを使って塗装することが多いのですが、こういう小さい人物モデルを表情豊かに塗装しようと思うと結構大変なんですよね。筆でちょこちょこ塗り分けていってると思うんですけど。

塗装について熱弁するサカモト社長。「塗装がうまくなれば、ミニ四駆もラジコンも100倍楽しめます」

このあたりは工作やクラフトのためのパーツは売り場です。いろいろありますよ、ギアボックスからソーラーパネル、ヘボコンに出場されるみなさんもよく使われている工作キットまで。

ちなみにこれは本家ロボコンでも使われているギヤードモーターです。トルクが高くてなかなかいいんですよ。

B1階は、ラジコンとミニ四駆のパーツ売り場です。

ミニ四駆がたくさん!ちなみに、社長オススメのミニ四駆ってありますか?

うーん、これかな……

どうぶつのレーサーが乗った「1/32ミニ四駆」のシリーズ

なんでこれなんですか(笑)

可愛いじゃないですか。

 

いざ、予算5,000円で資材調達!

それでは、エコなロボットをテーマに、5,000円以内で資材調達です。レッツゴー!

まずはエコエネルギーで動作させるために、ソーラーパネルとソーラーモーターを調達。
ソーラーパネルは1.5V〜500mA出力と0.5V~1500mA出力の二種類がありましたが、ある程度弱い光でも動作するように、0.5V~1500mAをチョイス。
ソーラーモーターはソーラー専用なので、低電力で動作してくれるというスグレモノです。

続いては、こちらもエコエネルギー!ロボクラフトシリーズの「手回し発電・4足歩行メカ」をゲット。
ミニ四駆のモーターをここで使われているモーターと入れ替えたら、手回しで動くエコなミニ四駆が実現するのでは?

ミニ四駆はサカモト社長オススメのどうぶつのレーサーシリーズをチョイス。

ユニバーサルプレートは「オリジナルで機構を組むときは、基本的にはこのプレートの上に組むといいですよ」という社長からのアドバイスを受け、なんだか必要そうだったので購入を検討。

エコさの演出用に、模型用の芝生も買っちゃいましょうか。

模型用の芝

以上の商品を購入したく!!

さあ、いくらだ…?!ざっと値札の価格を合計してみましょう。

超えた……

予算オーバーのため、芝とユニバーサルプレートを諦め。

これでどうでしょうか!

いける?!

商品をもってレジへいきますが……?!

ぜ、税込みの壁えええええええええ!!!!税金んんんんん!!!!!!!

まだ若干予算オーバーしてしまいました。あと193円。
泣く泣く社長オススメの1,188円のミニ四駆から、842円と一番安いクラシックなミニ四駆に。

今度こそどうだ!

予算内だ!!!!!

無事予算内に収まったので、このパーツをもとにヘボいけどエコなロボットを作りたいと思います!乞うご期待です!

ご協力くださった、タミヤプラモデルファクトリー新橋店さま、サカモト社長、ありがとうございました!!

 

ヘボコンからはじまるアツい夏!

8月5日から6日に行なわれる東京・MakerFaire Tokyoにて「エア・ヘボコン」の開催が決定しました。

今回のヘボコンのテーマは「空」!
高度180cmの頭上に「できるかぎり透明な板」でできた土俵を設置し、その上でロボット相撲を行います。
私も今回購入した部品でつくったロボットが完成した暁には、こちらのヘボコンに参戦したいと思っています。
イベントの詳細な情報はこちらをチェックです。
 
また、8月中旬にはなんとヘボコンとタミヤがコラボしたイベントも。
大阪・梅田で行われる「タミヤホビーワールド2017」にて、「ヘボコン工作教室」が行われます。
8月9日(水)、10日(木)、13日(日) に阪急うめだ本店 9階 阪急うめだホールにて開催予定です。
詳しくはこちらの公式サイトをご確認ください。
 
ご興味ある方は、ぜひぜひ参加しませんか?
みなさん、ヘボコンの会場でお会いしましょう!
 

取材協力

タミヤプラモデルファクトリー新橋店
http://www.tamiya-plamodelfactory.co.jp/shimbashi/
東京都港区新橋4-7-2 6東洋海事ビル
TEL: 03-6809-1175

[ 営業時間 ] 平日・12:00〜22:00 / 土日祝日・10:00〜18:00

電子工作マニュアル Vol.1
池澤あやか

タレント/エンジニア 1991年東京都生まれ。慶應義塾大学環境情報学部卒業。2006年、第6回《東宝シンデレラ》審査員特別賞受賞。同年、映画『ラフ』にてデビュー。様々なドラマ、映画、バラエティ番組で活躍。最近はAbema TV「Abema Prime」にアンカーとしての出演やさまざまなメディア媒体への寄稿などを行っている他、IT分野でエンジニアとして活躍の場を広げる。著書に『小学生から楽しむ Rubyプログラミング』(日経BP社)、『アイデアを実現させる最高のツール プログラミングをはじめよう』(大和書房)がある。