Vol.5 池澤あやか 宇宙ヘボコンに向けて、ロボットを改修してみました!

第1回: ヘボコン常連!ギャル電きょうこさんへインタビュー
第2回:ヘボコン界の“武器商人”タミヤ直伝、エモいパーツの選び方。軍資金5,000円で、いざ資材調達!
第3回:池澤あやか人生初の (ヘボい) ロボットをつくってみたよ!
第4回:池澤あやか ヘボコンに初参戦してみた! in Maker Faire Tokyo

 

こんにちは、池澤あやかです。

最近私は、9月2日に行われた宇宙をテーマにしたヘボコン「宇宙ヘボコン」に出場すべく、ヘボいロボットづくりに精を出していました。前回の敗北にめげずに頑張っていました。

前回の敗因はなんだったのか

8月上旬にMakerFaireTokyoにて行われた前回のヘボコンが、ヘボコン初挑戦だったわけですが、あえなく初戦で敗退してしまいました。
一体敗因はなんだったのでしょうか。いろいろと反省してみました。

  • いろいろな技術を詰め込んでいるが、どの機能もまともに機能したとはいえない。
  • 一番まともに動いた手回し車でさえ、重量オーバーで動かないときもあるというダメっぷり。
  • しかし、インパクトのあるヘボさではないため、ヘボコンで最も名誉がある賞「最も技術力の低かった人賞」を獲得できるレベルには到達できず。

自己分析によると、前回制作した「グリーン車」は、強さも中途半端、技術力も低すぎず中途半端だったため、どの賞にもひっかかることができなかったのかもしれません。

前回を踏まえて、いざ改修工事!

宇宙をテーマにしたヘボコン「宇宙ヘボコン」は、テーマが「宇宙」ということで、前回のまるで戦車のような車体から、プラネットとユニバースを意識したスマートでスペイシーな車体へと作り変えたいと思っています。
また、前回は重量オーバーで時々手回し車が動かなかったので、なるべく軽い素材でつくりたいところです。

今回制作するロボットの設計図(妄想図)

まず、早速妄想図にはない作業なのですが、テーマが宇宙ということで、部屋の中に転がっていたLEDで衝動的に星をつくりました。

使うのは、中国・深センで購入したカラフルに光るLED!

LEDの配線は暗めの色のストローの中に隠蔽。

100均に売られているお湯でやわらかくなるプラスチック粘土でLEDを包み込み、星を形作ります。

中にビーズをねりこんだりして。

星の完成です。

続いて、プラネット部分の制作です。こちらには本物の苔を採用し、緑に恵まれたプラネット感を演出したいと思っています。最近、おしゃれオフィスのインテリアによく採用されている苔玉を作ることができれば、同じ要領でつくれるんじゃないかな。

なぜ自然素材を用いたロボットにこだわるかというと、昔から自然素材のロボットをつくることに憧れがあったからです。自然素材を用いると、ロボットなのに自然の温かみを感じることができるじゃないですか。

苔玉のつくりかたを調べたところ、粘土質でカタチを作りやすいという土「真砂土」というものでカタチを作ってから、苔を巻きつけていってつくるのだそうな。

苔玉のイメージです

ただ、渋谷中のホームセンターやガーデニング屋さんをいくら回っても真砂土が手に入らず……。
ということで、仕方なく苔玉っぽい車体を紙粘土でつくることにしました。このあたりから今回も順調に計画崩れが起こっているような気がします。

緑の絵の具を練り込んだ紙粘土に、更に100均で発売されていた人工苔を練り込みます。人工苔を車体に両面テープで直接固定したほうがリアルな苔感が出てよいかもしれないとも思ったのですが、もろもろと崩れやすいので練り込みました。

ミニ四駆の上に紙粘土を搭載していきます。

紙粘土での実装に変更したということもあり、全体的にネイチャー感が足りないので、車体中央に草花を添えます。

強そう感が足りないから、100均でなんとなく買った剣山を載せたら、なんだか強そう。

完成です。

ちなみに、今回の材料はだいたいすべて100円均で揃えました。

改修を終えて

正直1日前に改修をはじめたので、間に合うかとても不安でした。

しかし、前回のベースがあったぶん、今回はかなり素早く組み上げることができました。
ヘボコンにおいては、技術力よりも、どっちかというと図画工作力や発想力が必要なんだなと。
最近ひしひし感じています。

このロボットを携えて、宇宙ロボコンを制覇しに突撃してきます。
池澤あやかでした。

 

 

今回の連載の流れ

第1回: ヘボコン常連!ギャル電きょうこさんへインタビュー
第2回:ヘボコン界の“武器商人”タミヤ直伝、エモいパーツの選び方。軍資金5,000円で、いざ資材調達!
第3回:池澤あやか人生初の (ヘボい) ロボットをつくってみたよ!
第4回:池澤あやか ヘボコンに初参戦してみた! in Maker Faire Tokyo
第5回:池澤あやか 宇宙ヘボコンに向けて、ロボットを改修してみました!(今回)
第6回:池澤あやか「ヘボコン」リベンジを果たすため、宇宙へ!
第7回:池澤あやか、ヘボコンマスターへインタビュー!ヘボコン必勝法、ヘボコンの野望について聞いたよ!

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タレント/エンジニア 1991年東京都生まれ。慶應義塾大学環境情報学部卒業。2006年、第6回《東宝シンデレラ》審査員特別賞受賞。同年、映画『ラフ』にてデビュー。様々なドラマ、映画、バラエティ番組で活躍。最近はAbema TV「Abema Prime」にアンカーとしての出演やさまざまなメディア媒体への寄稿などを行っている他、IT分野でエンジニアとして活躍の場を広げる。著書に『小学生から楽しむ Rubyプログラミング』(日経BP社)、『アイデアを実現させる最高のツール プログラミングをはじめよう』(大和書房)がある。

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