Maker Faire Tokyo 2014レポ:その1(見ル野コメント付き!)
レポートその1に続いて、デバプラが特に気になったブースを一挙ご紹介!
「なんかおもしろい」でいいのだ!
こちらはMakersHubに出品中の、「Pyoko Pyoko2」。タブレットで操作すると、その通りに実際のオブジェが動作する。動きがなめらかで、触っていて気持ちイイ。
電子工作マンガ「ハルロック」ブース。作中に登場した猫ツイッターを展示していた。猫が水を飲んだ、寝た、トイレに行った……という行動をツイートしてしまうマシンだ。猫にはプライバシーはないのか?(笑)
おもわずうなる本格派
「久川夫妻」ブースでは、スケールの大きい展示が。写真は宇宙ステーションが見えるときだけ光る「飛行石」。もちろんあの名作アニメの飛行石がモチーフだ。その他の実用的なものも含め、玄人がうなる展示だった。
とことんスタイリッシュでミニマルなArduino互換基板「8pino」。何に組み込むか、妄想が広がる小ささ。
誰でもやってみたくなるものづくり
「MUGBOT」は、オープンソースのロボット製作システム。安価で作りやすく、実際の社会でなんらかの役割を持って働くことを目指しているという。
「百均」で売っているもので新しいものを作る「ヒャッカソン」ブース。実際に百均製品で作られたものを展示していた。VRヘッドセッドまで!
学生!
東京都立科学技術高校ロボット部も出展。超・高速ライントレーサーや、レーザーポインターを埋め込んだ消しゴム、マイクを仕込んだ校章など、高校生らしい展示だった。先生・生徒ともにイベントを楽しんでいた姿が印象的だった。
九州工業大学による「手作り電気自動車」。なんと車検まで通しているとのこと。最高速度は約80キロ。それにしても、AE86。
オトナの力!
akira matsuiさんによる8ビットシンセ。音がいい! 恐縮ながら音楽には疎い記者だが、akira matsuiさんは、80年代シンセの生みの親だとか。
ICON » メイカーの祭典『Maker Faire Tokyo 2014』レポート 〜 あの80sシンセの名機の生みの親が、新たに開発した「8bit CPU Synth」を出品!
http://icon.jp/archives/9132
まさにオトナの力を見せつけていた、ラズパイクラスタリング。O’Baka Projectの展示だ。デモでは、USBカメラをつなぎ、いわゆるバレットタイム撮影(映画「マトリックス」のアレ)を行っていた。また、ボトルの中に回路を仕込むという、こちらもオトナならではの趣味も。
ものづくり魂があふれ過ぎ
ミニチュア工具のセット。おもちゃ、と侮ることなかれ、記者はその精度に惚れた。
Mia/ススガブースより、ニコニコ新着動画表示器。ケースの美しさがこだわりの証。
きのこたけのこ判別機……。いろいろな意味で、マネできないものづくりセンス。
今回会場を訪れて感じたことは、Maker Faire、そしてものづくりの自由さ。
レポートその1で紹介したような壮大なプロジェクトから、百均で始める電子工作まで、ものづくりの可能性は無限大。また、来場者はお子さんから70代の方までと、幅広い。つくるもの、性別、年齢、指向問わず、皆、同じように楽しんでいる。人に迷惑をかけなければ、どんなものをつくってもいいし、それを誇りに思っていい。そんなことを感じさせてくれる場だった。
後日、見ル野栄司さんのレポートマンガも掲載予定。こちらもお楽しみに!
今回の連載の流れ
Maker Faire Tokyo 2014レポ:その1(見ル野コメント付き!)
Maker Faire Tokyo 2014レポ:その2(今回)