ロボコン

「電気電波の神さまが宿る法輪寺」で、デバプラシールを6年ぶりに祈願してもらった話

我々デバイスプラス編集部(とその運営元のローム株式会社)はこれまでロボコニストや開発に一生懸命取り組む方々に、約8年間の間、たくさんの記事をご提供することで、ものづくりの応援を続けてきました。

このアツい気持ち×祈願を組み合わせたらその力は無限大…!

ということで、デバプラシール、6年ぶりに復活です!

前回の記事はもう6年前のこと( https://deviceplus.jp/interview/deviceplus-sticker-horinji/ )なので、現役の学生ロボコニストのみなさんには記憶にないかもしれません。

ただ、デバプラ読者の中には「デバプラ」の金ピカのシールを見たことがある人もいるはず…!

このシール、知る人ぞ知る「電気電波の神様」が宿る場所、京都の法輪寺(電電宮)さんでご祈祷していただいたものなのですが、「デバプラのシールを貼っている(持っている)と、電気・電波のトラブルがなくなるらしい(?)」という噂があったほど当時はたくさんのエンジニアの皆様にお配りしておりました。

 

今回、新たにシールを増刷することが決まり、「これはもう行くしかない!」デバプラ取材班の気持ちはすぐに固まりました。6年ぶりに法輪寺さんにうかがい、ご祈祷を受けてまいりました。

今回はそのご利益たっぷりのレポートをおおくりします。

 

 

2022年9月某日

お寺までは阪急電鉄嵐山線の嵐山駅から徒歩約5分の道のり。

まだまだ残暑厳しい秋晴れの日となり、汗をかきながら向かいます。

 

法輪寺(電電宮)再訪

いかにも京都のお寺といった雰囲気と歴史を感じさせる山門があります。そこが今日の目的地である法輪寺。6年間のご無沙汰ということで、しっかり一礼して山門をくぐらせていただきました。

 

山門を入って右手に、いきなりご利益のありそうなものが! 「電電塔」といわれる塔で、その左右には電気・電波関係の大偉人エジソン(左)とヘルツ(右)のお顔が刻まれています。もちろん、このお二人にも一礼。

 

「電電塔」から上を見上げると、延々と続いていそうな石段。「ここを昇るのか…」なんて弱音も吐かず、ロボコニストのみなさん、デバプラ関係者のみなさんのために、取材班はシールの入った箱を持って力強く足を踏み出しました。

 

本堂に続く石段の途中あたり、ふと目をやると「法輪寺電電宮護持会会員御芳名」なるものが。よくよく見れば電気・電波関係の有名企業の名前がズラリ。電電宮がいかに信仰されているかが、よくわかります。

 

さらにその上に進むと・・・。

石段から少し脇にそれたところ、緑の森の中にひときわ目立つ真っ赤な鳥居が見えます。ここがすべての電気・電波関係者、エンジニアやロボコニストにとっての聖地ともいえる「電電宮」です。とても雰囲気のあるお社に一礼し、みなさんの安全、大願成就をお祈りいたしました。

 

はぁはぁ言いながら、ようやく石段を昇りきるとそこは本堂。取材班は早速、右手奥にある「御祈祷受付所」にうかがい、事前に予約していた祈祷の受け付けを行うのでした。

 

手続き中、お守りなどの価格が書かれている看板を見ると、「64ギガマイクロSDカード御守」なるものが!

さすが、電気と電波の神様がいらっしゃるお寺さんは、お守りも一味、ちがいます。
ちなみに6年前の祈祷時、「マイクロSD御守」は8ギガ1,200円だったのが、64ギガ1,800円に。容量なんと8倍、時の流れの早さを感じさせます。

 

…で、思わず買ってしまった。アダプター付き。しかも法輪寺のご本尊、虚空蔵菩薩の画像も収録されております。ご利益ありそうです。もちろん、みなさんの開発、研究がうまくいくように、取材班のパソコンの中から見守ってくれることでしょう。

 

 

ご祈祷手続き

寺務所では、ご住職が手慣れた様子でご祈祷の手続きを済ませていかれます。しかし取材班は6年ぶりということもあり、緊張MAX。しかもご祈祷内容を筆で書かねばならず、久しぶりに握る細筆に悪戦苦闘…。

「簡単に書いていただいたら、いいですよ」とやさしく言ってくださるご住職のおかげで、何とか完了。とてもご理解のあるご住職でした。

 

そうやって書き上げたのが、こちら。

デバプラ読者のみなさんへの願いを込めました。

 

そしていよいよ本堂へ。シールが入った箱を持って、うやうやしく本堂へ向かいます。何度もお伝えしますが、かなり緊張しています。

 

金ピカのデバプラシールを箱から出し、お盆に置いていただきました。本堂の中には金の仏塔やきらびやかな仏具がいっぱいでしたが、それにも負けないほどデバプラのシールは輝いていました。

 

ご祈祷

ご住職の「では始めさせていただきます。途中、ご焼香をお願いいたします」というお言葉から、ご祈祷はスタート。ご住職の太く強く大きな読経の声に圧倒されながら、取材班も神妙な面持ちでご本尊様を見つめます。

 

読経の意味を正確に理解することはかないませんでしたが、時々、「デバイスプラス」「エンジニア」「コンテスト」「チャレンジ」「安全」などの言葉が耳に入ってきたので、しっかりご本尊様に届いているはず!

 

途中、ご住職に促され焼香。何度も何度もさせていただき、みなさんのご活躍、安全をしっかりお祈りしました。

 

 

ご祈祷を終えて

約20分でご祈祷は終了。おかげさまでデバプラシールの金ピカ度も、ぐんとアップしたように思えます。もちろん金ピカ度だけじゃなく、ご利益も一挙にマックスになったかも。これをみなさんにようやくお配りできるかと思うと、取材班一同、なんだか感無量になりました。

 

出てくる時の取材班の足取りも、入る時より力強くなっております。

 

寺務所に寄ると、冷たいお茶とお菓子が。緊張で喉が渇いていたのもあり、あっという間に飲み干してしまいました。もちろんお茶菓子も美味しくいただきました。ご住職と最近の様子などについて楽しく雑談する間にも、次から次へと参拝客が。このお寺の人気の高さがわかります。

 

帰途へ

本堂の右手には、京都市内を一望できる舞台があります。ここから大きな声で「デバプラ読者の皆さん、ご利益満点のデバプラシールを持っていくのでお楽しみに~!!」と叫びたかったのですが、他の参拝客もいらっしゃったので、そっと心の中で叫びました。

 

 

来る時よりも足取りが軽い!下りなので、当たり前と言えば当たり前ですが、気力も体力もみなぎった感じです。
そして、また深く一礼して法輪寺を後にしました。

これにて6年ぶりのご祈祷レポートは終わります。最初にもご紹介した通り、法輪寺の電電宮は電気・電波の神様をお祀りする、いわばロボコニストの聖地。しかしそれだけでなく、立派な本堂や多宝塔、京都市内が一望できる舞台など、仏閣、名所としても見どころがいっぱいです。

みなさんもぜひ一度、お参りされてみてはいかがでしょうか。

 

ロボコン会場、ロームの展示会ブースなどで何枚か準備出来るかと思いますので、またどこかで編集部(腕章つけてます)に遭遇したときには「シールください」とお声掛けくださいませ~!

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