初戦から40枚!
伝統の両国国技館の独特の緊張感の中、各チーム、一回戦に挑む。
行末は獲得した点数。同点の場合は審査員による判定。
第一試合
○ 和歌山工業高等専門学校A 40
× 鹿児島工業高等専門学校A 0
第一試合、いきなり会場はヒートアップ。優勝候補の一角であった和歌山が登場し、20枚×2回、計40枚というハイスコアを叩きだしたからだ。対する鹿児島は、あえて「ぐにゃぐにゃ」の機体で揺れを吸収しようという斬新なアイデアだったが、このハイスコアには敵わない……。
第二試合
○ 高知工業高等専門学校A 17
× 金沢工業高等専門学校A 0
第二試合でも、2回のお届けが見られた。高知の「ポンポコ・コンコン’s」だ。さすが全国、レベルが高い。
第三試合
× 石川工業高等専門学校B 0
○ 都立産業技術高等専門学校(品川)A 10
第三試合の都立産業技術は、各校が自作する紹介ムービーで会場を沸かせた。やや自虐ネタで笑いをとり、しかも見事勝利。
第四試合
× 沖縄工業高等専門学校A 0
○ 大島商船高等専門学校A 0
第四試合、両者とも角材に苦しめられ、坂道でタイムアップ。
第五試合
× 呉工業高等専門学校B 0
○ 鈴鹿工業高等専門学校A 15
第五試合、今大会唯一の自動制御マシンを作り上げた、鈴鹿が登場。見事に15枚を運びきった。対する呉も、大きな竜の外装が美しい。
第六試合
× 東京工業高等専門学校B 0
○ 鶴岡工業高等専門学校B 0
第六試合は、地区大会で2回お届けに成功している東京が、まさかのスコアレス。判定での結末となった。
第七試合
○ 仙台高等専門学校(広瀬)A 0
× 舞鶴工業高等専門学校A 0
もっとも会場が沸いたのは、第7試合かもしれない。今回、積み上げたせいろは横から支えてはいけない。……でもやっぱり横から支えるのが一番確実、ということで、せいろに触れないものの、風力でせいろの傾きを制御しようとするユニークなアイデアが見られたからだ。これを実現したのは、仙台。惜しくも0ポイントとなったが、期待が審査員を動かした。
第八試合
× 木更津工業高等専門学校A 0
○ 苫小牧工業高等専門学校B 3
第八試合、こちらも大きな拍手に包まれる。木更津の角材対策、まさかの「ラセンホイール」が見られたからだ。
第九試合
× 大分工業高等専門学校A 0
○ 福島工業高等専門学校A 15
第九試合、リミットの30枚を積んだチームが現れた。大分だ。スラロームでは、障害をよけるのではなく超えてしまうという荒技だったが……、無念。福島が確実に15枚を運びきった。
トーナメント表
※2014/11/25追記:本記事の内容に、一部誤りがありました。お詫びして訂正いたします。