ここからシード校の登場。
2回戦
第1試合:香川高松vs仙台名取
ハイレベルな試合を期待してしまうマッチ。香川、初手リトライ。さらにもう一度。これは……。仙台は8つのブロックを一度に運ぶ。そのまま新大陸へ、風力ファンで進む。残り1分半、香川高松も新大陸へ。そして砦勝負! 先に砦を完成させたのは、5段仙台! そして残り10秒、香川が6段を成功!! 期待通り、ハイレベルな一戦。香川高松が大いに会場を沸かせた。
第2試合:福井vs木更津
伊能忠敬に期待が集まる会場。福井精巧蟹(せいこがに)は、その名の通り、端正な仕上げに見える。福井はスタート直後にトラブルか。マシン下をのぞき込む姿が。伊能忠敬も、島に渡れずにリトライ。ロッド展開ポジションにつけない。残り1分。ようやっとロッドを伸ばし、会場から歓声。福井が動けない間、伊能忠敬が砦の2段目を積み上げ、タイムアップ。木更津の勝利。
第3試合:大分vs明石
1回戦で思うような試合を作れなかった大分。直前ピットからの情報で、調整が間に合ったと聞いたが、どうか。明石は1回戦で4段を完成させている。スタート、大分のロッド橋をいきなりかけるよう戦術変更。明石は最大16個積みが可能だが、12個で安全に進行。大分、前回苦しんだ新大陸側の渡りも成功! そして積み上げ勝負へ。同じようなタイミングで進行。残り1分。2段、3段……両者拮抗。これはアツい。4段、5段……6段、大分の勝利! ……と思いきや、砦完成が審判に認められずタイムアップ! ザワザワ……な会場。「より下の段が広くなっていなくてはならない」というルールを満たさず、6段が認められないということのようだ。
第4試合:小山vs新居浜
新居浜はメカが苦手とのことだが、そうは感じられない。新居浜、着実な進行。小山はブロックを投げ、パンタグラフを豪快に開き、会場の視線を集める。対して新居浜、派手さはないが、相当な精度で進行している。トロッコがかわいい。残り1分、小山は2段を狙う構え。新居浜は3段、4段を積み上げる。銅のシンボルを乗せ、120cmを確定。残り10秒、2段を作る小山だが、タイムアップ。新居浜がベスト8へ。
第5試合:奈良vs舞鶴
優勝候補の筆頭とも呼べる奈良が会場に姿を現し、また緊張が高まる。奈良はメイン機をメカナムに変更してきた。奈良、スムーズな展開。対する舞鶴も確実に手を進める。30秒経過、速くも両チーム新大陸へ。残り2分、積み上げ勝負へ。これは、大記録の予感。まず160cmで砦完成を確定させる奈良。さらに積み上げにかかる。舞鶴、徐々に差を広げられる。5段、6段を確定、そして7段、8段! 320cm! 奈良、堂々のベスト8進出。舞鶴も 4 5段を完成させるが、これは奈良に拍手を送るしかない。※2016/11/22追記:舞鶴高専が積み上げたのは「5段」でした。お詫びして訂正します。
第6試合:徳山vs松江
徳山の木製フレームと巨大なパレットが目立つ。松江、青ゾーンでも吸盤の精度は変わらない。徳山、ブロックの積み込みにやや時間を使っているか。進捗は松江のリード。10個を運びきり、積み上げにかかる。徳山、詰んだブロックが2個のみ。両者、シンボルを乗せにかかるが……、ならず、タイムアップ。審査員判定の結果、松江の勝利。
第7試合:佐世保vs富山本郷
富山のホタルイカシンボル、中でLEDが光る。何故か、極めて正しい電飾という感想。富山、ロッドを伸ばし、船を引き寄せる。佐世保はファンで船を進ませ、新大陸に2台が集結。積み上げにかかる。富山は一気に砦を完成させるスタイル。言わば追い込み馬。佐世保は4段目、そしてシンボルを上げ、完成。140cm、残り20秒。富山本郷、立ち上げられるか。……タイムアップ直前、5段200cmを成功! そしてパレット裏のメッセージは、「イカがでしょう、閣下!」。沸かせる。そして閣下の返句は「スミズミまで行き届いていたと思うよ」とのこと。