ロボコン

高専ロボコン2016全国大会 準々決勝速報

休憩を挟み、ベスト8、準々決勝へ。再度アシモが登壇し、ワイルドカード枠の発表。結果は……、大分高専・烈覇。多くの人が最も「次」を見たいだったチームかもしれない。

準々決勝・ベスト8

第1試合:香川高松vs木更津


ロームによるロボット人気投票でも最も票を集めていた伊能忠敬マシン。対するは香川高松のガチマシン。地区大会からは大きな変更は無いとのことで、確かに安定感を感じる。ここからは、選手はステージより入場。試合開始。無難に島までの橋を架ける香川高松。木更津はリトライ。香川、10個積みで新大陸へ。残り2分。積み上げは、上に乗せていくシステム。Maxの高さは望めないが、積み上げの形を決められ、確実性が増すというメリットがあるかもしれない。難なく6段240cmを完成。木更津は砦を築くべく奮闘。記録は伸ばしている。試合後のインタビューはさわやかな回答。大きな拍手。

第2試合:明石vs新居浜


明石はノーシードながら確実に砦を完成させてきている。Maxの高さは新居浜だが、この場での試合数は、シード校に比べて+1。これはそれなりのインパクトがある違いと言えるのではないか。明石のシンボルは竹田城。スタート。新居浜は毎度のスムーズな展開。灯台は30秒少々。その間に架橋済み。明石は積み込みにどうしても時間がかかるが、ここからが勝負。残り半分、灯台を完成させ、砦の積み上げにかかる。新居浜は3段目。トロッコは既に次のブロックを用意してある。残り40秒、5段をめぐる争いに。先に完成したのは明石。新居浜、……シンボルを置けず、タイムアップ! 本当にきわどい勝負。新居浜、「慎重に行きすぎたかも」というコメント。5年生ながら、初めてロボコンに挑むメンバーにも関わらずこの場に立てたのは、素晴らしい結果と言えるのではないか。美しいロボットだった。

第3試合:奈良vs松江


松江は砦を積み上げてはいるが、完成させていない勝ち上がり(今回は砦完成のかけ声はないのだろうか?)。奈良はいわゆる「作業着」のチームウェア。高専ロボコンには作業服かつなぎがしっくり来ると感じるのは、記者だけだろうか。奈良の大型マシン、盤石のスタート。きびきびと灯台を完成。松江は1台で灯台と砦を作る分、どうしてもスタートが遅れる。残り半分、奈良は4段目にかかる。松江は積み上げにかかったところ。残り30秒、6段を完成。松江は5段、シンボルを……置けない。タイムアップ。奈良、7段280cmでベスト4に進む。危なげなく、強力。

第4試合:富山本郷vs大分


富山本郷とワイルドカードの大分。大分は、高さ的にはこれまで盤石の奈良に迫るポテンシャルを秘めている。先ほどは積み上げのルールに嫌われた結果となった。ピットでは、この調整が進められたはずと思うが、どうなるか。富山本郷、今回の「お習字」は? 機体もそうだが、この部分もアイデアが炸裂している。試合開始。富山のロッドアンカーは確実に動作。積み込みに時間がかかる。大分は早々に新大陸へ。積み上げに掛かる。残り1分、富山本郷、シンボルを乗せ、いよいよブロック集合の立ち上げに。大分、160cmを確保。さらに下から上げていく。タイムアップ。微妙な判定。富山本郷は積み上げルールに触れてしまい、記録無し。大分、ベスト4へ。本郷のお習字は「プロジェクトΛ 冒険者たち」。

 

トーナメント表

高専ロボコン2018解剖計画
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