ロボコン / 高専ロボコン2015

高専ロボコン2015全国大会 決勝!速報

決勝の前に、エキシビション。地区大会で会場を沸かせたチームが、全国大会の会場を盛り上げに来た。

エキシビション

奈良高専「射抜け!わぶさめくん」。これは楽しいロボット。「弓矢」方式に加え、見た目が鎧武者。流鏑馬的な騎射を行うかたちだ(なぜか馬部分にナンバープレートが付いている)。メンバーもお手製の大鎧を身につけている。

果たしてどのように動作するのか、会場は期待感で満たされる。そしてその動作は、まさに弓矢をする人間の動き。リロードもまるで人のように動き、きちんと矢(輪)をつがえなおす。エキシビションにこれ以上なくふさわしいロボットだ。この開発は……楽しかったに違いない、と想像する。もちろん、苦労も多かったと思うが……。

エキシビション

さらにもう1チーム。都城高専「うり棒ブラザーズ」が登場。その名の通り、子イノシシが先頭にならび……、かわいい。しかし、それだけではない。その特徴は、「1本の棒」。これは見て頂くしかないが、ただの回転する棒から的確に輪が放たれる。しかも中央にも敵陣にも無理なくかけることができる、驚くべき「棒」だ。その秘密は、棒側だけではなく、重量調整をした輪の方とのことだ。エキシビションといいながらも、2分ほどでVゴールを決めていた。恐るべきアイデアと調整力。

そして、決勝 奈良高専・大和。香川高専高松キャンパス・Beehive

奈良高専 対 香川高専高松キャンパス
奈良高専 対 香川高専高松キャンパス
一旦ゆるんだ会場の空気が、決勝にむけてまた引きしまる。舞台袖には、決勝に進出した両校がすでにスタンバイ済み。奈良高専 対 香川高専・高松。少し目を離した隙に、試合が終わっているかもしれない。

ビッグリングによる大量得点が印象的な奈良だが、実は1回戦では、7点しかとれていない。自陣側の1本に手間取り、ビッグリングを1点のために使ってしまったのが原因だ。

対する高松は、これまでオールVゴール。極めて精度が高く、防御を無意味にする高弾道弾が大きな武器となっている。盤石、と言って良いだろう。

高松のクルーは、やはりリラックスした表情。円陣を組み、気勢を上げる。対する奈良は、若干シビアな表情に見えたが、果たして。

ひときわ派手なコールで、両者入場。奈良高専・大和。香川高専高松キャンパス・Beehive。

インタビューの後、セッティングへ。これが最後のセッティングタイム。両者、気合いは十分だ。

17:55。試合開始。

奈良高専・大和、まずは自陣3本成功。続けて、あっという間に7点。そして渾身のビッグリングを中央へ。……成功!

時間はわずか29秒。Vゴール。文字数が少ないのは、それだけ怒濤の展開だったと考えていただきたい。高松側は、自陣を終わらせ、中央に1本をかけたところだった。

奈良は大量点とVゴールをどちらも狙える作り。この総合力を、最後の1戦でも発揮することができた、ということだろう。そのうれしさがあふれる勝者インタビュー。奈良のクルー、関係者は、この先もなかなか味わうことができないような、この上ない瞬間を過ごしているのではないか。

奈良高専 対 香川高専高松キャンパス
奈良高専 対 香川高専高松キャンパス

振り返って見れば、あっという間の5時間。このルール設定を行ったオフィシャルと、その想定を超えてきた高専生たちのアイデア・技術力・情熱のお陰で、実に濃密な時間が過ごせたように感じた。毎度の感想ながら、編集部は、みなさんがうらやましい。みなさんを応援するため、そしてまたこの感動を感じるためにも、編集部は高専ロボコン、学生ロボコンを追い続ける。引き続き、ご期待いただきたい。

決勝結果

アイデア対決・全国高等専門学校 ロボットコンテスト2015全国大会 結果

ロボコン大賞:奈良高専 大和

優勝:奈良高専 大和
準優勝:香川高専 高松キャンパス Beehive
アイデア賞:小山高専 輪Navi君
技術賞:都立産技高専 荒川キャンパス 荒鯊
デザイン賞:都城高専 進め!みやこのゾウ
アイデア倒れ賞:群馬高専 上州カウボーイ

特別賞
本田技研工業:香川高専 詫間キャンパス Force
マブチモーター:都城高専 進め!みやこのゾウ
安川電機:北九州高専 Wanna Be
東京エレクトロン:熊本高専 八代キャンパス Challenger
田中貴金属グループ:福島高専 ぐる輪
ローム:徳山高専 捲土重来

高専ロボコン2018解剖計画
Device Plus 編集部

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