休憩をはさみ、16:20、準々決勝、ベスト8の開始。本戦は残り7試合。泣いても笑っても、高専ロボコン2015は、あと2時間ほど。
ふたたびASIMOがアナウンス。ピットの中継などを挟み、ワイルドカード枠の発表。審査員に選ばれたのは、熊本高専・八代。全てのチームの「次」が見たいと思うが……、ひとつを選ばなくてはならない審査員の苦労が想像できる。
第1試合 長野高専 対 奈良高専
ここからは、セットの入場口からの登場。長野は初戦で大量18点。対する奈良はVゴールも大量点も狙える。試合開始後、両チームともに進行に手間取る展開。ミスが出て決め手にかける。長野はまさかの自陣側に決められず、奈良はリスタートに手間取る。その後の敵陣もかからず、4-5で奈良リード。……と、両チーム3本がけを成功! 14-15。タイムアップまでの「もう1本」を両チーム狙うが、決まらず。奈良が辛くも逃げ切った。大接戦を演じた両チームに大きな拍手が贈られる。
第2試合 明石高専 対 旭川高専
明石は落ち着いて自陣側を決める。対する旭川は、初手から敵陣に輪を投げ、移動を邪魔する作戦。それを避けつつ、明石もポイントを重ねる。旭川も精度の高いスローで、1:30時点で6-6と同点。明石はフィールドの輪と旭川の防御をかいくぐり、敵陣側にもかけ始める。明石のビッグマガジンが吠える壮絶な打ち合いの末、8-6で明石高専の勝利。
第3試合 産技高専・荒川 対 香川高専・高松
北九州の鉄壁の防御を破った高松。荒川は12秒の衝撃を再現できていないが、それもゲームのうち。荒川、6本は1度目でクリア。高松はひとつひとつを高い精度で決めていく。荒川は2度、3度とリロードと射出を繰り返すが……、52秒、高松がVゴール! 荒川の最速一撃は再現されず、悔しい敗退となった。
第4試合 和歌山高専 対 熊本高専・八代
両者とも美しい機体。海賊 対 戦車(ただし砲塔はカメレオン)。両者、滑り出しはまずまず。互いに連射が効き、ポール周辺は輪の山。ド派手な応酬ののち、リードを奪ったのは八代。残り1本。和歌山、残りのポールの前で防御。防御用スクリーンに相手の輪が次々にかかる。八代、これを避けて残り一本を打つことができない。……が、和歌山は追加の輪を打てない。タイムアップ8-6で八代の勝利。この結果、準決勝では1回戦の香川・高松と八代が再戦することとなった。
ベスト4の戦いは、以下の通りとなった。
・第1試合 奈良高専 対 明石高専。
・第2試合 香川高専 対 熊本高専・八代。