ロボコン

高専ロボコン2016全国大会 準決勝速報

準決勝。泣いても笑ってもあと3試合。今日を最後にロボコンを引退することになる出場者も多いだろう。記者はそれを考えると、言葉に詰まってしまう。

準決勝1試合目 香川高松vs明石高専



ここからは、ステージ上に応援団が。

これまで確実に砦を築いてきた両校だが、記録は香川高松有利。しかし、6段の積み上げはちょっとした環境変化の影響を受けやすい。どうなるか。

どちらも順調に見えるスタート。両者多積みで島へ。残り2分、新大陸へ到着。積み上げにかかる両チーム。互角の展開。抜け出しはじめたのは香川高松。残り1分、6段、シンボルを最後に乗せ、完成。その直後に崩れる。試合開始前、「空調が変わった」と見ル野栄司さんが呟いたが、その影響か。そして明石、6段目……、残り2秒、成功!

両チーム6段となり、審査員判定。その結果は、赤・香川高松の勝利! 2年連続の決勝進出。

明石は、「地区大会から記録を伸ばし、香川と接戦を演じることができた。皆に感謝したい」と涙なしでは済まされないインタビュー。

準決勝2試合目 奈良vs大分


これは目が離せない試合になること必至。盤石の奈良、勢いを付けてきた大分。両校、高さが出るということは、空調の影響も大きい。何かが起こる予感。

奈良の応援団は余裕のコメント。大分の応援団は元気さあふれる。

両校、気合いと共にセッティング開始。キビキビとマネジメントされた動き。

スタート。出だしは奈良が一歩リードか。灯台が完成、40秒過ぎ、すでに新大陸で積み上げを開始。大分も追いかける。1分過ぎ、奈良にリトライ! 積み上げが止まる。が、ほどなく復帰。ここで両者2段で並ぶ。しかしその後の奈良の動きがおかしい。トラブルだ。

大分、4段目。奈良、上がらない! そして4段を完成させたのは大分、さらに積み上げ、6段完成。奈良、6段を上げるも、完成できない!

大分の勝利。破れた奈良のインタビューが辛い。時々起きていた、回路のトラブルとのことだ。練習で出ていたにも関わらず潰しきれなかったトラブルで、悔しさが募る。

これまでの最高記録を持っている奈良、誰よりも勝利にこだわっていたメンバー。これも魔物か。

 

トーナメント表

高専ロボコン2018解剖計画
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