ロボコン

第二回戦速報:高専ロボコン2017全国大会

第1試合、旭川高専vs舞鶴高専

第1試合、旭川高専vs舞鶴高専

旭川は、防御に特化した1台が目立つ。舞鶴は1回戦では押し切って勝ちをおさめている。そのぶつかり合い。スタート。旭川シロクマ機、防御アームを展開。舞鶴、やはり敵陣に突入、むりやりシロクマを押し切り、敵陣に迫る。「ガンバレシロクマ!」という声が聞こえる。その間旭川の攻撃機は、子機を伸ばして舞鶴陣を攻める。押し続ける舞鶴。耐えるシロクマ機、子機が敵陣を狙う旭川。つい記者も力が入った一戦、その結果は旭川の勝利。子機が敵陣を落とした。これは戦略の重要性を垣間見たマッチだった。

第2試合、徳山高専vs長岡高専A

第2試合、徳山高専vs長岡高専A

両チームとも、本日2試合目。徳山の1試合目は、当たりの強い展開だった。消耗、故障というのも今回のテーマになるだろう。徳山陣に固まる展開。審判によるストップ。マシンの1台が暴走したとのこと。暴走する前の位置まで戻して再スタート、とのことだが……、そのマシンは、すでに全ての風船が割られているように見える。徳山は残り1台、長岡はその1台に迫り、いわゆるだいしゅきホールド。極めた。長岡A、相手マシンの風船を全て割り、勝利。死の抱擁、強い。

第3試合、石川高専vs松江高専

第3試合、石川高専vs松江高専

石川カニマシンは、アームの動きが秀逸。スピードもある。松江はロマン構成だが、1回戦を見ている限り、実効性ももちろん兼ね備えている。スタート。カニが押す展開。敵陣に張り付くカニ2杯。松江も必死に防御に回るが長いカニのハサミが風船を捉える。松江はロボット狙いだったように思うが、届かなかった。石川のスピード、ポジショニング、立ち回りの秀逸さが光った。

 

ここで、地上はでの放送に合わせ長めの休憩。会場内モニタでは、30回記念ロボットの動画や各チームのPVを公開している。若干のマエセツを挟み、15:05、再開。ここから地上波での放送が始まる。放送用のオープニング、演出。

15:10。第4試合、呉高専vs奈良高専

15:10。第4試合、呉高専vs奈良高専

2年連続ロボコン大賞、シードの奈良が堂々、といった感じでフィールドへ。記者はこれまでの大会や交流会でも奈良メンバーと話をさせてもらったが、その勝負へかける思いの強さをひしひしと感じている。シードとなることはもはや当然、とも思えるが、試合数はひとつ少なくなる。消耗、故障という意味では有利だが、この場での実戦の経験が減る、というデメリットもある。
両チームとも、攻撃力はかなりのもの。スタート。
奈良の竿の風船が割れる。互いに敵陣を目指す展開。……と思いきや、奈良は敵陣を瞬く間に落とす。14秒。タイムを更新して勝利。秘密兵器のICBM的軌道の矢、そしてポールでの攻撃ともに有効だった。堂々の勝利。これは強力。

第5試合、長野高専vs都城高専

第5試合、長野高専vs都城高専

これまでのところ、射出系は決め手となるまでには至っていない。長野自慢の112本の矢は、どこまで調整されてきたか。都城はのフライフィッシング機構は、一気に割ることができないものの、精度は高い。
スタート。1on1のぶつかり合いが2箇所で展開。次第に都城陣に集まり、削りあい。長野の1台が終了、ラスト1台の勝負。割れそうで割れない接戦、決めたのは不利ポジションになっていた、長野! 見事な操縦技術で、ギリギリの戦いを制した。都城は終始優勢に進めただけに、悔しい結果となった。

第6試合、香川高専(詫間キャンパス)vs一関高専

第6試合、香川高専(詫間キャンパス)vs一関高専

やはり両チームともに攻撃力が高い。
スタート。一関がディフェンスする展開。からの、1対1×2。ぶつかり合っているうちに、主審の「待て」。2台がからまって停止した場合は、引き剥がしてから再スタートするルールだ。しかし、重要なのは元の体制から始まるということ。このマッチでは、詫間の1機が倒れた状態でスタートすることになる。1台減った詫間。敵陣にとりつき、余裕のX攻撃を決める一関。やはり2対1では勝負にならない。一関、危なげない勝利。詫間はその実力を出し切れなかった。

第7試合、北九州高専vs大分高専

第7試合、北九州高専vs大分高専

突進力のある両チームの対決。転倒しても起き上がれるという希有な構造をモノにした大分。未だ全容を見せていない北九州。毎度の赤ツナギが会場に映える。
スタート。突進する大分。転倒するも、起き上がる。大分、1台停止! 仕留めたのは北九州の1台。そのまま本陣へ。攻める。そして41秒、敵本陣を落としたのは……、北九州。大分の鋭い攻めが会場を沸かせたが、一歩及ばなかった。北九州は、地区大会での雪辱を果たした結果となった。

そしてワイルドカードの発表。……香川詫間。ハタキマシンをもう一度見ることができる。

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