ロボコン

準々決勝速報:一瞬の迷いが勝敗を左右! 高専ロボコン2018全国大会

得点狙いで確実に勝ちに行くか、次のVゴール制を意識して移動テーブルにトライするか?

チームによる戦略の妙が際立った第2回戦。準々決勝も同様に進むかと思いきや……思いもよらない番狂わせもあった。
全体としては、戦法に迷いのないチームが勝ち進んでいる印象。

■第1試合 佐世保工業高専vs一関工業高専

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一関は、5点テーブルに最大10本乗せられるとのこと。

試合スタート!:試合開始13秒、両チーム同時に5点獲得。佐世保は移動テーブルに向かう。高得点のボトルを倒すリスクを避けたか、Vゴールへのトライを見越してか。佐世保の自動機制御がかなりスムーズで、1分過ぎにはすべてのテーブルにボトルを立てていた。
一関は、5点テーブルに4本乗せてから、移動テーブルを狙う。確実に得点で差をつける戦法を取ったか。

結果:大量得点を優先して決めていった一関が勝利! その戦略性が光った。
佐世保 10
一関 35 ○
佐世保は一関の得点力に破れたが、自動機の動作が非常に美しかった。失敗したテーブルへの自動リトライもスムーズで、完成度の高さが見えた。

■第2試合 香川高専高松キャンパスvs広島商船高専

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四国・九州の優勝チームどうし。ともに高い得点力を持つマシンだ。

試合スタート!:両機とも速い、本当に互角! 高松が一瞬早く2段テーブルに乗せるが、広島も続き、追い抜く! 手動機はどちらも完璧だ。
開始1分で戦法が分かれる。高松が得点狙いで5点テーブルへのアタックを続けるなか、広島はVゴールを見込んでか、移動テーブルへトライする。が、そこでリトライ! その20秒を過ごしている間に、香川が得点を積み重ねた。

結果:迷いのない戦法で高松が得点勝ち。
香川高松 32 ○
広島商船 19
広島は得点を取り切れずに、悔しい結果となった。

■第3試合 函館工業高専vs旭川工業高専

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試合スタート!:北海道対決、どちらも動き出しはいい。2段テーブルへの投射位置に到達するまでの時間、打ち出し、惜しくも乗りきらない感じ、そのどれもが拮抗しており、リトライのタイミングまでほぼ同時。苦しい接戦を函館が制したが、準決勝からのVゴール制対決への合わせ込み、間に合うか!?

結果:北海道地区大会優勝校の函館が、苦しい接戦を制した。
函館 6 ○
旭川 4
旭川は第一回戦・第二回戦で見せた大量得点を再現できず、惜しくも敗退。地区大会で出会った壁を越えることができなかった。

■第4試合 熊本高専八代キャンパスvs群馬工業高専

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回転アームによる手動機のフリップを評価されて、ワイルドカードで準々決勝に進出した熊本高専。超大量得点の熊本八代にどこまで迫れるか。

試合スタート!:群馬の手動機はやはり美しい! 自動機の移動テーブルにかなりしっかり乗せているが、やはり熊本の合体ロボットが圧倒的だ。5点テーブルに9本、下段に10本乗せて55点を獲得! 群馬の自動機は、打ち出されたボトルが滑って落ちてしまう……!

結果:得点王・熊本がまたしても圧勝!
熊本八代 55 ○
群馬 6
群馬、勝ちは逃したが、バラエティ豊かな動きを見せてくれた。

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