CPU

IntelCore2DuoE6600

Central Processing Unitの略で、コンピュータなどにおいて中心的な処理装置として働く電子回路のこと。 中央処理装置、中央演算処理装置などと訳される。 CPUはプログラムによってさまざまな数値計算や情報処理、機器制御などを行う。人体にたとえると脳に相当する部分である。
現在のCPUは部品としてはプロセッサの1種である。プロセッサの多くはマイクロチップとしてコンピュータに実装されており、マイクロプロセッサやMPU (Micro Processing Unit) と呼ばれる。また、算術演算機能を強化し信号処理に特化したデジタルシグナルプロセッサ (DSP) 、メモリや周辺回路を搭載し組込み機器制御を目的としたマイクロコントローラ(マイコン)なども登場している。専用の電子回路に比べると実行速度は遅いが、プログラムを変えるだけで多様な処理が行えるため用途が広く、専用回路に比べ設計、修正も容易なため、あらゆるシステムにCPUが内蔵され、現代の産業や生活の屋台骨を支える存在にまで普及している。
1949年、世界初のストアードプログラム方式コンピュータ“EDSAC”が発表された時点でCPUの基本的原理は確立したといわれている。その後、小型で信頼性の高い電子部品の登場により、CPUは進化を遂げていく。1950年~1960年代には、かさばって信頼性の低い真空管やリレーは使われなくなり、トランジスタ製CPUが主流となった。この改善によってさらに複雑で信頼性のあるCPUを1枚から数枚のプリント基板で構成できるようになった。

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IntelCore2DuoE6600” by Jürgen Melzer – Picture self-taken. Licensed under CC 表示-継承 3.0 via ウィキメディア・コモンズ.

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