論理回路が行う基本的な論理演算の一つ。入力が「真」(または1)の場合だけ出力が「偽」(または「0」)となり、それ以外の場合はすべて出力が「真」(または1)となる演算のこと。AND(論理積)演算の結果にNOT(否定)演算を行うもので、否定論理積とも呼ぶ。この論理演算を使用したフラッシュメモリをNAND型フラッシュメモリと呼ぶ。プログラム収容用のNOR型フラッシュメモリとは異なり、消去や書き込み速度が速く大容量化に適している一方で、ブロック単位の読み書きしかできず、ランダムアクセスが遅い欠点もある。コンパクトフラッシュ、SDメモリカードなどの記憶素子などに広く応用されている。
使用画像についてBy Shigeru23 [CC-BY-SA-3.0 or GFDL], via Wikimedia Commons