はじめての電子工作超入門

第65回 ArduinoとSakura.ioで気軽にIoTデバイスを作ってみる – 管理画面の利用方法~通信モジュールの登録

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前回、sakura.ioのArduinoで通信できるモジュールがどういうものか?ということを紹介しました。今回は、実際にArduinoシールドとさくらの通信モジュールを、機器の登録から通信まで、まずは動かしてみる!という目標のもと、学んでいきたいと思います。

今回の電子工作レシピ

完成までの時間目安:40分
必要なパーツ

目次

  1. sakura.ioを使う上で必要なドキュメントなど
  2. sakura.ioの通信モジュール・連携サービスの登録
  3. Arduino側の準備(ライブラリの追加)
  4. まとめ

1.sakura.ioを使う上で必要なドキュメントなど

まず使いはじめるにあたり、開発に必要なドキュメントを確認しておきます。sakura.ioの公式サイトを見ると、上のメニューの右上に「開発者向け」というメニューがありますので、そこをクリックします。

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開発者向けページが表示されたら、そのページの下部に「さくらのIoT β版ドキュメント」がありますので、その「さくらの通信モジュール」と「Arduinoシールド」の項目が今回利用する機器のドキュメント一式になります。今回は動かすことを目的に内容を進めていきますが、はじめにこのドキュメントを眺めておくと、どういうことが書かれているかを把握しておくと何かあった時に解決が早くなります。

b2aee02a5d13b53c12f309bf4289f4dc開発者向けページ

 

ドキュメントの中で「さくらの IoT プラットフォーム(β版)利用マニュアル」がモジュールの登録方法などsakura.ioのウェブサイトの管理画面ですること・できることが書かれていますので、このドキュメントは読んでおくことをお勧めします。

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さくらの IoT プラットフォーム(β版)利用マニュアル

 

 

 

2.sakura.ioの通信モジュール・連携サービスの登録

さっそく通信モジュールをsakura.ioに登録して利用できるように準備していきます。公式サイトの右上の「ログイン」から、sakura.ioの管理画面にログインします。(さくらインターネットの会員登録はまだの方は、購入したsakura.ioの説明書などからさくらインターネットの会員登録をしてください)

138e2431e6bb98e455717983e5ea9747_3開発者向けページ

 

管理画面にログインします。

loginさくらインターネット会員ログイン

 

管理画面にログインすると下記のような画面になります。管理画面では登録されている通信モジュールや連携しているサービスなどの登録状況を見ることができます。

admin

sakura.io管理画面

 

管理画面で通信モジュールや連携サービスの登録を進めていきます。まず、最初に下記のようなデフォルトプロジェクトが表示されていない場合は、プロジェクトの追加から進めていきます。

この画面で必要な登録の流れは

  1. プロジェクトの追加(デフォルトプロジェクトがなければ)
  2. 通信モジュールの登録
  3. 連携サービスの登録

となります。

 

2-1.プロジェクトについて

sakura.ioでは、それぞれの通信モジュールや連携サービスを「プロジェクト」という単位で管理が可能です。

通信モジュールを複数持っている場合で、それぞれ違う用途や連携サービスで利用したい場合は、プロジェクトをわけて利用することになります。

例えば、1つめの通信モジュールはAWSと連携させて通信させたい、2つめはslackなどと連携させたいなどの場合は、それぞれプロジェクトを追加してモジュールや連携サービスをそれぞれ登録する形になります。

138e2431e6bb98e455717983e5ea9747_2sakura.ioの管理画面の説明

 

 

2-2.通信モジュールの登録

実際に通信モジュールを登録していきます。画面の「モジュール登録」で、通信モジュールに記載されているID/PSを入力して、利用したいプロジェクトを選択して登録します。「名称」は自分でわかりやすい名称をつけてください。

add通信モジュールの登録画面

 

無事登録できると、管理画面のトップに登録した名称で通信モジュールが表示されます。これで、通信モジュールの設定は完了です。138e2431e6bb98e455717983e5ea97473通信モジュールの登録完了

 

2-3.連携サービスの登録

通信モジュールが登録できたら管理画面の右側「サービス追加」より次にどのように何と通信をするか連携サービスを登録します。連携サービス画面では通信できる方式が表示されますので、今回は「WebSocket」を選択します。

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連携サービスの追加画面

 

WebSocketを選択して、何でもよいのでわかりやすいサービス名を入力します。

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サービス連携の名前登録

 

無事登録できると、管理画面トップに追加した連携サービスが表示されます。

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sakura.ioの通信の仕組み

 

これで、管理画面側でさくらの通信モジュールを利用する準備がすべて整いました!

 

3.Arduino側の準備

次はArduino側の準備をしていきます。まずはじめにArduino本体にシールドボードを接続します。

IMG_20170916_221657Arduinoにシールドボードを装着

 

次に通信モジュールのジャンパ設定を確認します。今回、ArduinoとはI2C方式で通信したいので、ジャンパを黄色の枠の部分に設定します。(他の通信方式は開発者向けページ「Arduino シールド 取扱説明書」で解説があります)

IMG_20170916_222019_BURST001_COVERジャンパの設定

 

ジャンパ設定が完了したら、本体の準備はOKなので、次にArduino IDEでライブラリを追加します。

Arduino IDEの上のメニューから「スケッチ」-「ライブラリをインクルード」-「ライブラリを管理」でライブラリマネージャを開きます。ライブラリマネージャの右上に「sakura」と入力するとSakuraIOのライブラリが表示されるので「インストール」を押してライブラリをインストールします。

 

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SakuraIOライブラリのインストール

 

完了後、「スケッチ例」-「SakuraIO」が追加されていれば無事、ライブラリのインストールが完了です。

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SakuraIOのライブラリ追加確認

 

 

 

まとめ

sakuraIOの動かす準備がすべて完了しました!次回は今回の続きで、実際に通信モジュールを操作してみたいと思います!!

 

高専ロボコン2016 出場ロボット解剖計画
赤川シホロ

電子工作や新しいデバイスをこよなく愛するエンジニア。日常生活のちょっとしたことを電子工作で作って試して、おもしろく過ごしたいと日々考えています。