番外編:3Dプリンターで作ったRaspberry Piケースを鬼のデコ電してみた。

こんにちは。デバプラ編集部です。「デバプラ方向性変えるってよ」という声が聞こえてきています。電子工作を今まで全力で応援してきたのに、急にこのタイトルは頭おかし(ry

……さて! 最初はRaspberry Piのケースについて簡単に知識を付けておきましょう。グーグル先生に聞いてみると世界中にはいろんなケースがあるみたいです。そのスタイルを勝手に3つに分けてみました。

 

1. 時代の最先端「3Dプリンター」でシンプル派

Raspberry Pi 2 or B+ Case by Normand - Thingiverse

Raspberry Pi 2 or B+ Case by Normand – Thingiverse

家庭用3Dプリンターなんかも販売されていますし、ものづくり界隈では結構身近な存在になってきてますよね。色や柄で作られていて見ていて楽しいなあ。出来上がるまでプリンターがガーガーやってるのを見てても飽きなさそうです。

 

2. 童心を取り戻せる「レゴ」派

第5回「Raspberry Piのデコレーションと、気になる中身を一口味見」

第5回「Raspberry Piのデコレーションと、気になる中身を一口味見」

これは、デバプラのライターさんにも人気のレゴ! いろんな形や色が安価で選べて仕上がりもおもちゃっぽくてかわいいです。ここで使ったのは小さいレゴの「ナノブロック」です。すぐに解体できるのもGood。

 

3. 最強の「邪道(褒め言葉)」派

All3DP | All About 3D Printing

All3DP | All About 3D Printing

3Dプリントブログ | i.materialise

3Dプリントブログ | i.materialise

Instructables

Instructables

どの作品もトンチがきいてて脱帽です。「Why Japanese People!」ならぬ「Why Raspberry Pi User!」です。ホントのパイ生地や、ラズベリーみたいなので「邪道(褒め言葉)」と付けましたが、これも実は3Dプリンターでした。一番下はミントの缶です。日本でもフリスクケースに電子工作を詰め込むのが一時期トレンドでしたよね。

ケースを作るのならどれも楽しそうですが、やるならやっぱり最後の「邪道」派に属したい。しかも日本のKawaiiカルチャーを世界へPR出来るヤツがいい!
うんと考えた結果が……デコ電! しかも鬼の!

 

デコ電とは

デコ電

デコ電とはデコレーション携帯電話の略で、ビーズやライトストーンを貼ったり、ペイント更には彫刻といった装飾が施された携帯電話のこと。デコ電は主に自分の携帯電話を自分で装飾することにより、世界に一台しかない携帯電話として2004年から主婦やOL、ギャルの間で流行。2005年に入ってからはデコレーションを施すショップも増えている。
デコ電の発祥はネイルアートショップであるとか、叶姉妹であるなど諸説あるが定かではない。むしろ、平成に入ってから流行していたビーズ細工やライトストーン細工の延長線として浸透したようである。

つまり「携帯」ではなく「Raspberry Pi」ケースをキラッキラにデコしちゃって、世界で一台の代物にするのです。Raspberry Piでスマホも作れるんだから「デコ電」でいいよね? ○姉妹もビックリなラズパイケース作るぞ~!!

ということで今回の電子工作(?)レシピは下記の通りです。

 

 

デザイン決め

3Dプリンターで作ったRaspberry Piケースを鬼のデコ電してみた(番外編)
まずは柄を決めていきます。う~んやっぱり、シンプルにラズパイロゴがやっぱカワイイと思ったので、ロゴを好きなサイズに印刷し、ハサミで綺麗に切って、柄を置く所を決めていきます。最後に紙を接着剤でピッタリとケースにつけて、下地が完成!

3Dプリンターで作ったRaspberry Piケースを鬼のデコ電してみた(番外編)

端がペラペラ浮いちゃうと、すぐストーンが外れちゃうので注意してください。本当はアクリル絵の具で書く方が綺麗に出来るみたいですが、平面でなくボコボコしていたので紙をそのまま貼っちゃいました。笑
もしも剥がせるようにしておきたいならば、下地シートを張っておくと良いのですが、今回は使っていません!

■参考リンク
デコ電する前にコレ貼ろう★携帯保護シート★失敗してもOK!!

 

ラインストーンを置く

次にラインストーンを置いていきますが、最初から接着剤を付けるのではなく、ストーンを一度置いてみて、合うサイズを決めてから接着剤を付けましょう。ラインストーンはいろんなサイズがありますが、すべて同じ大きさだと隙間が出来てしまうので、大きいものからおいて、隙間を小さいストーンで埋めるとうまくできます。乗せる順番はざっとこんな感じにしようと思います。細かい所は自由ですが、1番の黒線だけは固定の方がやり易いかと思います。

3Dプリンターで作ったRaspberry Piケースを鬼のデコ電してみた(番外編)

まず黒い線部分に置き、その後大きい範囲を埋めます。ピンク色の部分に乗せるときも、淵周りを最初に綺麗にそろえて、その後真ん中を埋めていくと綺麗に乗せることができます。

3Dプリンターで作ったRaspberry Piケースを鬼のデコ電してみた(番外編)

また、接着剤の量も多すぎるとはみ出たり、ラインストーンについて曇ったりしますので、セクションごとに少しずつ塗っていきます。乾くのが早い接着剤の場合は間に合う程度の面積に塗布しましょう。私の場合、6粒くらいまでは一度の塗布量が乾くまでに乗せることが出来ました。細かい作業にはなりますが、なれたら簡単なもので、あっという間にロゴ部分の完成!でも、ここまででかかった時間は2時間!

3Dプリンターで作ったRaspberry Piケースを鬼のデコ電してみた(番外編)

よくみるとかなり隙間が空いてしまっていますが、下地があるので意外と大丈夫。

でも、なんで「デコってみます」とか軽い気持ちで言ってしまったんだろう。この時点でかなりの後悔が押し寄せていました。でもここで終わったら私のギャル魂が黙っていない!(ギャルじゃない)

後はロゴ回りの背景をひたすらデコ! デコ! デコ! ……

 

完成!

そして完成したのがこちら!

3Dプリンターで作ったRaspberry Piケースを鬼のデコ電してみた(番外編)
世界初のデコ電ラズパイケースの誕生です。(編集部調べ)

3Dプリンターで作ったRaspberry Piケースを鬼のデコ電してみた(番外編)
ヤバイ! Kawai!! なんか懐かしい! めっちゃギャル!

よーく見ると葉っぱの部分や角はストーンが取れちゃったりしている所もあるのですが、そこは初心者のご愛嬌ということでご容赦くださいませ……

さあ、この記事をなぜか最後までしっかりと読んでしまったそこの男子たち。カワイイだけでなくクールなデコ電作品もお待ちしておりますよ~!
以上、壮絶なものづくりの現場からでした!

追伸

ラズパイの記事を連載していただいている円山様……
聞こえていますか……
こちらのケースを今からそちらへ送ります……
引かないでくださいね……使ってくださいね……

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