予選三巡目
混戦したグループリーグも、すでに決勝進出チームが決まっているグループもあり、悲喜こもごも。予選敗退チームにもワイルドカードの可能性が残されている。最後までフェアでアツい戦いを見せてもらいたい!
第15試合
Aグループ
青:マレーシア
赤:イラン
それぞれ韓国に勝利している。マレーシアは韓国相手にAPPARE!で勝利している。勝ったチームが決勝への切符を手に入れる。
イランのマシンは、イランの伝統の鳥をモチーフにしているらしい(蝶じゃなかった!)。
マレーシア、統制のとれた美しい動き。どんどんディスクを乗せていく。イランは装填に手間取っているようだ。
……と思っているうちに会場がどよめく。びっくりしてフィールドに目を戻したら、マレーシアがAPPARE!を達成してしまっていた…!!!
イランは投射モーションに入る前に負けてしまった。マレーシア強すぎ……。
勝利:マレーシア(0分44秒)
第16試合
Bグループ
青:スリランカ
赤:ベトナム
Aグループ同様、両チームともフィジーに勝利している(ベトナムはAPPARE!を決めている)。勝ったチームが決勝進出だ。
ベトナム速い! 10秒で投射開始。スリランカが投射を始める頃にはベトナムが全スポットのボールを落としている。スリランカも必死で追いすがるがベトナムがほどなくAPPARE!達成。もはやAPPARE!が当たり前かのような、文句なしの強さで決勝進出を決めた。
勝利:ベトナム(1分11秒)
第17試合
Cグループ
青:タイ
赤:モンゴル
得点差での「勝ち負け」が複雑に絡み合っている、もっとも混戦したグループ。20点以上を獲得してモンゴルが勝てば、決勝進出。タイは勝てば決勝進出が決まる。
タイは相変わらず、日本国内大会の京都工芸繊維大学を思い出す精密なショットだが、投射機構にジャム発生か!? 再装填の間にモンゴルが追い詰めていっときは混沌とするが、持ち直したタイがきっちりをAPPARE!を達成した。
勝利:タイ(2分31秒)
第18試合
Dグループ
青:東京工業大学(日本)
赤:カンボジア
両校、ABUロボコン初出場。どちらもAPPARE!で中国に勝利しているため、勝利したチームが決勝進出を決める。
東工大のほうが投射は速い! カンボジアは最も手前のスポットにディスクを積み上げているが、そこは何枚積んでも1点しか入らない……。東工大がぐんぐんと陣地を拡げ(テストランでの不安な挙動が嘘のようだ!)、APPARE!を達成、決勝進出を決めた!
勝利:東京工業大学(1分17秒)
第19試合
Eグループ
青:東京大学
赤:カザフスタン
インドネシアが決勝進出を決めているグループ。東大はワイルドカードでの決勝進出を狙って短時間でのAPPARE!を目指す。
スタート! 「ニッポン」コールに会場が湧く。カザフスタンはスタート後にトラブルか、投射モーションに入れない……!
カザフスタンがリスタートを繰り返している間に東大がスポットを埋めていく。
しかし東大も国内大会での圧倒的な強さと比較すると、位置合わせに苦労しているように思う(やはりKinectの動作が思うように行っていないのか…!?)しかし、さすがの強豪校。ディスク再装填の後に落ち着きを取り戻し、2分45秒でAPPARE!達成! 大逆転にプレス席も大きく盛り上がった!(記者、興奮のあまりミスタイプ連発)
勝利:東京大学(2分45秒)
決勝トーナメント出場チーム
決勝進出は、各グループでの一位チームおよびワイルドカード(各グループ2位のチームのうち、もっとも成績の良かった1チーム)。
グループA・マレーシア
グループB・ベトナム
グループC・タイ
グループD・東京工業大学
グループE・インドネシア
グループF・インド
グループG・ネパール
ワイルドカード・東京大学
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