シード校含め上位8チームが決勝トーナメントへ。
(以下、国名は赤→青の順)
第1試合 タイ vs エジプト
優勝候補のタイはSHABAASHならず。しかし60対6でタイが勝利。
第2試合 日本 vs 韓国
気になる日本の1試合目。ポールウォークでミスはあったが、1分26秒で大会初のSHABAASH(日の丸!)を決めた。
第3試合 インドネシア vs スリランカ
45秒という最速タイムを持つインドネシア。ほぼ50秒のSHABAASH…の寸前でジャングルジムから転落。
その後もはしごを登りきれないというまさかの結果に。点数では76対8と大差で勝利した。
第4試合 ベトナム vs 香港
注目校が続く。最速47秒のベトナム。なんと今大会の初戦で48秒SHABAASH!。これは間違い無く優勝を争うタイム。極めて落ち着いた操縦に見える。
第5試合 インド①(ニルマ) vs ロシア
地元チームの登場で、会場は一気にヒートアップ。SHABAASHには至らず、0対8でロシアチームの勝利となった。
第6試合 マレーシア vs インド②(ビアーマター)
52秒の記録を持つマレーシアだが、ジャングルジムでつまずいた。76対2でマレーシアの勝利。
第7試合 エジプト vs フィジー
78対6でエジプトの勝利。フィジーのマシンはおそらく最軽量クラス。チームジャージが民族衣装でクール。
第8試合 韓国 vs モンゴル
モンゴルはポールウォークでつまずく。韓国はブランコで手間取り、抜けられない。
28対30。僅差でモンゴルが勝利。
第9試合 スリランカ vs ネパール
ネパールは細身のシンプルな機体が印象的。スリランカは子機の回収に手間取る。
6対8でネパールが嬉しい勝利を挙げた。
第10試合 香港 vs バングラデシュ
今回最もシンプルな機体のバングラデシュ。フロアが想定と違ったようで、タイヤが滑り移動に苦労した。
10対-2で香港の勝利。
第11試合 ロシア vs イラン
イランはシーソーで苦労。全体的にジャッジングが厳しめか? ロシアは子機の設置で手間取る。
-2対-8。ロシアの勝利、ということになる。
第12試合 インド②(ビアーマター) vs カザフスタン
インド側の大声援が会場をゆるがすなか、カザフスタンも懸命に進める。健闘したものの、及ばず。
26対8でインド②チームの勝利。
ここで昼休憩。
これまでのSHABAASHは日本とベトナムのみ。
インドネシアは50秒程度でのSHABAASH寸前だったが、ミスが出ている。これをアジャストし、三つ巴の戦いとなるか?
あるいは、他チームが必死の調整を行い食らいついてくるか? これからの見所だ。
ピットの久野 ”ヒサケン” 顕司さんに聞くと、「これから調子を上げていきますよ!」とのこと。
また、キャプテンの柘植健太さんも、ミスが出たポールウォークの処理を絶賛調整中。思えば国内大会でも、予選から着々と調子を上げていった。現地での調整力=それまでに柔軟かつしっかりとした基礎が作れているかという点で、実績は積んでいる。
2階観客席の名工大・ロボコン工房メンバーは、会場中央に日の丸と校旗を掲げた。
「フロアで戦っているメンバーはカッコイイですか?」と水を向けたところ「いや〜〜、そうでも無いかな……(笑)」と、メンバーの仲の良さが伺えるコメント。「いつも通りにやればOK」と、やはり無駄な力みの無いコメントをくれた。
予選午後の部は、強豪が続々と登場する。
第13試合 フィジー vs タイ
タイは順調な滑り出し。ジャングルジムも無事にこなし、1分8秒でのSHAABASH!
第14試合 モンゴル vs 日本
日本の2試合目。順調な滑り出し、明らかに他チームとはスピードが違う……と思えたが、シーソーでミス。その後の調整にも手間取る。メンバーはしゃがみ込んで頭を抱えた……。試合は26対-4。まさかの敗北となった。
第15試合 ネパール vs インドネシア
インドネシアのマシンが金色に光って見える。動きは極めてスムーズ。バランスの良さそうな機体。しかしジャングルジムの頂点でファール判定となり、その後のリカバリーがうまくいかない。20対78でインドネシアの勝利。
第16試合 バングラデシュ vs ベトナム
ベトナムは落ち着いて進行。ドライバーの表情が引き締まっている。48秒。ノーミス。抜群の安定感。完璧なSHABAASH。
第17試合 イラン vs インド①
インドチームのファンの応援のテンションは下がらない。登場の度に空気が振動する。
しかしインドはスタートに失敗、さらにシーソーではファウル判定とツキが無い。レフェリングにホームアドバンテージは無い。0対-4となり、勝者はイラン。
第18試合 カザフスタン vs マレーシア
マレーシアはポールウォークでリトライ。2回目もファールとなり、手が進まない。カザフスタンも捗らない。0対2でマレーシアの勝利。
これまでのところ、ベトナムが圧倒的なタイムと安定感を見せている。
日本・名工大はまさかの敗北となった。おそらく決勝進出は問題無いが狙いはそこではない。もちろん、優勝、のみ。
日本・名工大チームは、果たしてアジャストは可能か? ベトナムにどこまで迫れるか、追い越せるか? ……デバプラの、そしておそらくロボコンファンの関心は、その点に集まってきた。
※タイムは速報値です。正式なリザルトとは異なる場合があります。