ロボコン / 高専ロボコン2019

【速報】高専ロボコン2019 テストラン

2019年11月23日、東京は雨。木曜日ごろから強い寒気に覆われ、本格的な冬の気温になっている。

両国国技館では、高専ロボコン2019の前日テストランが行われようとしている。全国の25校・26チームが、すでにピット入りとオリエンテーションを済ませ、試走への準備を着々と行っている。

尚、本日の模様は、デバプラTwitterでも詳報中。記事では、本テストランのレポートと、ピットの様子を中心としたレポートを予定している。併せてご覧いただきたい。

デバプラTwitter
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Tweetまとめ記事
https://deviceplus.jp/events/kosen2019-realtime-testrun/

ルール、出場校等まとめ
https://deviceplus.jp/events/kosen2019-preview/

タイトル

14:22 テストラン開始

長野高専

テストランの一番乗りは、長野高専「森のイテェやつら」。事前番組「サイエンスZERO」でも取り上げられた、トゲマシンだ。初手から、手動機での洗濯物のピックアップ、そして自動機でのシーツトライと続き、実戦に近い流れ。手動機は「トゲ」が機能しTシャツを掛ける。自動機は、PCでの調整をしながらのテストランとなった。

続いて一関高専「らび!らん」。初手ピックアップは問題なく。その後の手動セッティングから、Tシャツ干しは問題無く成功。注目の自動機、シーツのチャレンジは、アームが伸びたところで停止してしまう。2回目のチャレンジでは中段バスタオルに変更するが、これも決まらず。

3番手は福島高専「干しに願いを」。手動機でのピックアップは、やはり問題無いように見える。自動機は、シーツへ。そして、一発で成功! さらにバスタオル、手動機でのバスタオルとTシャツを成功させ、1度目の試走から満点が狙える出来。おそらく初手のピックアップも2台で行える。スピードも正確性も高いレベル。

奈良高専

奈良高専「飛鳥」。サイケなTシャツ。LEDが目立つ。ピックアップ後のセッティングから開始。ダブル自動機。シーツは2台で連携して掛ける。1度目のチャレンジではシーツが落ちてしまったが、きれいな連携を見せる。Tシャツ掛けは、サイケなTシャツを翼のように広げ、一気にかける。「映える……」とはギャラリーのため息。さすが強豪、観客を感嘆させる。

産技高専品川「クマノミランドリー」。白ベース+ブルーの外装がいかにも洗濯機にふさわしい清潔感。手動機でのピックアップは、1枚1枚という感じか。その後Tシャツ掛けは成功。自動機の方は、PCを睨みながらの調整からスタート。ほどなくして走り出すが、柱に接触してしまう。

佐世保高専「ふぁん FUN ファンドリー」。2台でのピックアップはスムーズ。特徴である風力を使った干し動作は、見事初手から成功。ファンの鋭い風切音が、未だ静かな会場に響く。シーツ掛けは見られなかった。

大分高専「令和さるかに合戦」。さるの絵と赤いプラダン製カニが目印。フィールド内にメンバーが入り、スマホで録画している。その数実に5人。どんな意義なのか。初手シーツ掛けは成らず、しかしバスタオルは確実に掛けた。カニ手動機の洗濯物把持力は見るからに強そう。

徳山高専

徳山高専「ファラ男」。LEDの装飾が目立つ。ファラオの顔が付いている方が手動機。自動機のバスタオルはスムーズ。シーツもキレイにセット。若干セッティングに時間がかかる気もしたが、その後は速い。美しい。

岐阜高専「Lambdry(ラムドリー)」。ブラック&イエローの警戒色。一気に建設機械感。ヘルメットも工事現場仕様。スタートと同時にウィングを広げる手動機。自動機は一気に背が高くなり「高所作業中」のフラッグ。見事に世界観を作った。さらにはバスタオルもシーツも成功させ、点数も期待できる。

小山高専B「ホシ鳥夫婦」。秒数のコール、手動機の誘導の声など、チームがマネジメントされている印象。ベルトコンベア式ピックアップは確実かつ速い。自動機はシーツ掛けへ。問題無く成功。続いてバスタオルも掛け、総じて安定している印象を受ける。

大阪府大高専「OSAKA OBASAN」。一目でわかるおかん仕様。おかんが走る。働き者。かつ手際良い。自動機のシーツは問題無く美しい仕上がり。バスタオルではジャムってしまったような瞬間も見えたが、間もなくリカバリー。完成度は高く見えた。

茨城高専

茨城高専「洗風日和」。天狗、カラス天狗マシン。こちらも風力が特徴。巨大ファン2発備え、バスタオルは問題無く成功。シーツの大きさは、風力でコントロールするのはなかなかに難しそうにも見える。が、間違いなく風に舞う洗濯物は美しい。

香川高専詫間「again」。揃いのバイカー風ヘルメット、爽やかかつ都会的なデザインのTシャツ、そしてロボットも美しい。全体としてデザイン性が高い、というべきか。シーツは大きめのパネルを用い確実に掛けることができる。その直後にバスタオルも、コントロールされた、ユレの少なそうな動きで問題無く成功。メンバーの声もキビキビと響き、トータルでマネジメントされている、という印象を受ける。

鈴鹿高専

鈴鹿高専「物ほっしー☆」。大柄な、フレームが目立つロボット。ややロボットへのセッティングに時間がかかったか。しかしその後は速い。射出式のバスタオル干しは、小気味良い音が3連発。会場を沸かせてくれそうだ。

熊本高専八代「洗匠」。モノトーンのピクトグラムロボット。自動機は洗濯物を持たず、(おそらく)センサー類の調整から。PCがむき出しで、外装のように搭載されている。2回目に後段に来たときには、スムーズにシーツ干しを成功させていた。手動機のボディには、大きなタブレットPCの画面が見える。Tシャツの多枚掛けを成功。

明石高専「明石『超』乾燥(アカシスーパードライ)」。パンタグラフによる高層化が特徴の自動機。高さを出せば、干す動作は「落とすだけ」に近くなるが、当然移動には不利。手動機はアームを広げる。言わば展開ロボッツ。

旭川高専「乱雅」。「よろしくお願いします!」との全員のかけ声でテストランスタート。プラダンボディに緑ラインがJR東日本的。背の高い自動機、プラダンの使い方が美しい。丁寧に外装が作られている。そのシーツ干しは無駄なく、また返す刀でバスタオルも、ゆっくりと確実に成功。どことなく、生き物のように見える。外装に書かれた目のせいもあると思うが、フォルム全体、またややユレながら動く姿も、生物を思わせる。

豊田高専「地産地笑」。うなぎの名古屋コーチンがモチーフとのこと。自動機はうなぎの方。高く展開し、無難にシーツとバスタオルを掛ける。キモはマジックハンド付きのハンガー、ゼンマイ式の走る洗濯ばさみ。アイデア、だ。

香川高専高松「澪」。手動機がキビキビと動く。パイロットの練度もありそうだ。その後の干し動作も、確実に行っていた。自動機はスムーズにシーツを成功。洗濯ばさみを上からではなく、横から使う。

苫小牧高専「トマイオマイ」。赤で統一されたロボット、Tシャツ。やや自動機のスタートに手間取っているように見えた。手動機は地道にTシャツから調整。初手の回収動作は速い。

小山高専A

小山高専A「おやまちロケット」。ヒト型の手動機! 洗濯物を干すというタスクに、これほどしっくりくるモチーフはないだろう。難易度は高いと思われるが、これも高専ロボコン。自動機はロケットがモチーフ。高いアームと風力を合わせたシーツ掛けを成功させた。ヒト型の手動機がしゃべる姿、ロケットがせり上がるギミックなど、応援したくなる世界を作った。宇宙と洗濯物の不思議な世界。

仙台高専広瀬「北風と太陽」。自動機は高くアームを伸ばすタイプ。アーム上部に、シーツを放し、かつカーテンのように引っ張って広げる、という動作をするための機構が存在する。比較的単純で確実な機構と思える。このテストランでも問題無く成功させていた。

呉高専「蝸牛(シュネイカー)」。その名の通りかたつむりモチーフ。手動機のみで回収、そのままバスタオルとシーツ掛けに走る。バスタオルは射出式で、やや正確性に欠けるか? だが、会場を沸かせるギミックだろう。自動機のシーツ掛けはオーソドックスに高く伸ばしたアームからかけるが、このテストランでは、成功させることはできなかった。

16:49 テストラン2巡目へ

メインフィールドでは、ここから2回目のチームも現れた。1回目を済ませていないチームは、福井高専、都城高専、米子高専。

福井高専「Super Silvers」。モチーフは「元気なお年寄り」とのこと。手動機での回収は速く確実。自動機へのシーツのセッティングは「ふわっと置く」というレアなもの。試走ではその後の動作を見ることができなかった。手動機でのTシャツは問題無く成功させていた。

都城高専

都城高専「ハッとトリック!ポッポちゃん!」。モチーフは鳥。ロボット全体としてそれになっている、高専ロボコンらしい(老害記者の思い込みかもしれない)マシン。そしてフィールド外のラックが目立つ。シーツは、アタマの上の帽子にまとめてから一気に投げ出すタイプ。キレイに広がったら、また去年のように会場を沸かせることだろう。

米子高専「彦名らんどりー」。プログラムを絶賛改修中であるという噂も聞いたが、果たして。シーツを広げるのに苦戦している姿が見られた。

尚、今回の高専ロボコンのフィールドは、メインと同じフロアに、2面用意されている。試行の回数は多くできると思うが、ややフロアが混むかもしれない。この対応も必要かもしれない。

現時点で17:05 。若干押し気味の進行だ。まだまだテストランは続いていく。

RoboMaster 2019 参戦ファーストステップガイド
Device Plus 編集部

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