ワンボードマイコン

TK-80

一枚のプリント基板(ワンボード)の上に、電子部品と最低限の入出力装置をつけた非常にシンプルなマイクロコンピュータ。日本では1976年、日本電気(NEC)の半導体事業部(現在のルネサス エレクトロニクス)が技術者のトレーニング用として「TK-80」を売り出したところ、技術者でなく一般客がホビー用として多数購入。その後、東芝、日立、富士通といった他メーカーの追随により「第一次マイコンブーム」に火がついた。しかし後にパーソナルコンピュータと呼ばれるマシンが登場し、ホビーの主力はそちらにシフト。ワンボードマイコンは評価用、トレーニング用、制御組み込み用といった元々の位置に戻ることになった。

近年では、その程度の規模のコンピュータでもデスクトップ環境を含むLinuxが実用的に動作するため、Raspberry Piなどのシングルボードパソコンという新しいジャンルが注目を集めている。

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TK-80 by Akakage – Picture self-taken. Licensed under CC 表示-継承 3.0 via ウィキメディア・コモンズ.

 

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