ソルダーレス・ブレッドボード

ソルダーレス・ブレッドボード

プラスチック板に電子部品のリード線を挿すための穴(ソケット)がたくさん並び、この穴に各種電子部品やジャンパ線を差し込むだけで電子回路が組める基板のこと。はんだ付けなしで手軽に電子回路が組め、電子部品の交換や回路の変更も容易なため、回路の試作や実験・教育用として広く用いられている。ただし、小電力、低周波回路を組むのには適しているが、大電流(およそ500 mA以上)や高周波回路(およそ10MHz以上)を組むのには適さない。日本では単にブレッドボードと呼ばれることが多いが、英語圏では”ソルダーレス”を付けないと本来の意味としては通用しない。
ブレッドボードの語源はパンの生地をこねるときに使う木の板(日本でいうまな板のような調理板)。これは真空管時代に、この木の板に部品を取り付けるための釘(中継ラグ端子)を打って、部品や配線をはんだ付けすることで、回路アイデアを試行錯誤したという故事からきている。

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400 points breadboard” by oomloutBREB-01 (Breadboard). Licensed under CC BY-SA 2.0 via Wikimedia Commons.

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