展示会

ROHM OPEN HACK CHALLENGE 一次審査会が終了、10作品を選出(※審査員コメントあり!)

第1回:ロームのデバイスを使ったアイデアコンテストを開催!
第2回:ロームの最新デバイスを使ったアイデアコンテスト「ROHM OPEN HACK CHALLENGE」直前! デバイス体験イベント@京都レポート
第3回:ロームの最新デバイス体験イベント “Play with Devices” 東京編、エンジニアに質問が殺到!

 

8月25日、東京・秋葉原のDMM.make AKIBAにて、アイデアコンテストROHM OPEN HACK CHALLENGEの一次審査会が開催され、デバプラ編集部は今回も独占取材をしてきました。

コンテストには事務局の期待を上回る数の作品応募があったとのこと!エンターテインメント性の高いゲームや楽器から、日常をちょっと便利にするアイデア、獣害や介護など社会課題解決につながるものまで、とても幅の広い作品が集まりました。

この日、DMM.make AKIBA 12Fにある完全防音の小部屋 “Judge Room” に集まったのは、4人の審査員の方々と、各キットを担当するロームのエンジニア陣、総勢9名。

一次審査通過作品は?

審査会は、まず各審査員がすべての応募作品をひとつひとつ読み込み、「投票」方式で投票数の多いアイテムをピックアップ。一作品ごとにディスカッションをして、一次審査を通過する作品10点を選びました。

見事一次審査を通過した作品は、以下の10点です(現時点ではタイトルのみご紹介します/順不同)。

  • 分割できるピアノ鍵盤
  • 対獣用絶対防衛システム
  • 筋肉育成ゲーム「筋トレ魂」
  • ハレサーチ
  • POSBee
  • スワイプエプロン
  • Air Ping-Pong
  • Lazuriteスマートロック
  • MiZaIn(ミザイン)システム
  • kendama

これら10作品はこのあと、ロームのエンジニアからのサポートや無償デバイス提供を受けながらプロトタイプ制作に移り、1ヶ月後のプロトタイプの完成度も加味され、最終審査に進みます。

審査員コメント

一次審査会では、バックグラウンドや専門性が大きく異なる4人の審査員とロームのエンジニアによって、多様な角度からの議論が行われました。審査会中のコメントをピックアップしてご紹介します。

◆小笠原 治さん

(株式会社ABBALab 代表取締役/さくらインターネット株式会社 フェロー)

  • 自転車(Lazuriteスマートロック)は本気でやっている人が少ないのでチャンス。「空き駐車場」は惜しくも落選してしまいましたがこちらも本気で簡便化をやっている人は実は少ない領域で、「極力電力を使わずに」を実現できるなら、後々商売にしやすそうですね。
  • ここからの作る過程がとても大事です。

◆池澤 あやかさん

(エンジニア・タレント)

  • 全体的に、「個人の欲求のもとにアイデアを出されているもの」、本当にこの人はこれを作りたいんだなというのが伝わってくるものが面白いと思いました。例えば、選外にはなってしまいましたが、リモコンを探すアイデアは、いつも困っている様子がひしひしと伝わってくるので、それをDIY的に解決したいと思っているのがいいです。エプロン(スワイプエプロン)や筋トレ(筋肉育成ゲーム「筋トレ魂」)もそうです。
  • 偏ることなくタイプの違うアイデアを10点選べてよかったと思います。これらのアイデアが、実際に実現していくと思うとワクワクしますね!

◆小美濃 芳喜さん

(大人の科学編集部・教材開発担当)

  • 「ビール」のアイデア(ハレサーチ)は最高に面白い!何が面白いかというと、「日本全国の情報が一箇所に集まる」「いつの間にか参加している」というところ。感情が分かっちゃう喜びがあるのが、非常にいいと思いました。
  • 「kendama」は、音楽やリズムという要素が面白い。選外になってしまったタッパーウェアを楽器にするアイデアやピンボールのアイデアも、音と「連動している」というポイントが良いと感じます。

宗像 俊龍さん

(超小型飛行体研究所)

  • モノの声を聞く」というアイデアが面白いと思います。「POSBee」の説明に書かれていたように、「八百万の神があらゆるところに宿る」というアイデアが具現化できればかなり面白い。AI技術、クラウド、モノにつけたデバイスが連動して、「あらゆるモノの声が聞ける」というのは、日本人の考え方に合うと思います。
  • 私も主夫を長年やっているので、「濡れた手でデバイスを触りたくない」という気持ちはとてもよく分かります(スワイプエプロン)。欲しいけれど、製品化されていないので売れる気がする・・・「直接端末に触れなくても動かせる」という可能性を探る上では、未来感があると感じました。

いつお披露目するの?

次の最終審査で選ばれた優秀作品5点は、10/4-7に幕張メッセで開催される【CEATEC2016】のロームブースでお披露目がされるとのこと。もちろんブース来場者の方も体験できる予定です。
さあ、ますますおもしろくなってきたROHM OPEN HACK CHALLENGE!
デバプラ編集部はもちろん、審査員のみなさんも、CEATEC2016ロームブースでのお披露目をとても楽しみにしています!

 

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今回の連載の流れ

第1回:ロームのデバイスを使ったアイデアコンテストを開催!
第2回:ロームの最新デバイスを使ったアイデアコンテスト「ROHM OPEN HACK CHALLENGE」直前! デバイス体験イベント@京都レポート
第3回:ロームの最新デバイス体験イベント “Play with Devices” 東京編、エンジニアに質問が殺到!
第4回:ROHM OPEN HACK CHALLENGE 一次審査会が終了、10作品を選出(※審査員コメントあり!)(今回)
第5回:結果発表!ROHM OPEN HACK CHALLENGE 受賞作品を紹介します

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