ロボコン

「あの時のピットvol.2」
ローム賞受賞校、八戸高専に聞いた高専ロボコン2022!~2023大会への意気込み編~

10月1日より北海道から地区大会がスタートし、そして10月8日に東北地区大会が開催される高専ロボコン2023。大会に先駆け、2022年の高専ロボコン出場校でローム賞受賞校である八戸工業高等専門学校(以下、八戸高専)にインタビューを実施!

 

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八戸高専の「あの時のピット」

Q:2022年大会ではどんなコンセプトでロボットをつくりましたか?

A:シンプルな構造かつ安定した3つの射出機構を用いて、絶えず紙飛行機を飛ばし続けることをコンセプトとしました。限られた期間の中でコンセプトを実現するために、設計ではAチーム・Bチームの部品を可能な限り共通化し、簡単な加工で済むような部品を設計するなどの対策を施しました。また電気的にも、複雑な制御にならないような設計を心がけました。

Q:2022年大会で、チームマネジメントの上で努力したポイントを教えてください!

A:スケジュールやタスクの管理方法を見直したことです。先生の意見や、インターネット・書籍からの情報をもとに、今まで導入していなかった管理方法を試験的に複数導入し、私たちに合った方法を探しました。
さらに、コロナ禍ということもあり、部員の体調管理、部員が部活動に参加ができなくなった時や遠隔授業になった時のためのリスクマネジメントを徹底しました。

Q:2022年大会でぶつかった壁はありますか?どうやってその壁を乗り越えましたか?

A:当初の計画では射出機構が3機、またそれぞれに搭載する自動装填機構を作る予定でした。しかし、シンプルな構造を求めすぎたあまり機構が大きくなってしまい、さらに設計変更が重なったことでスケジュールが大幅に遅れてしまいました。本番まで時間もない中でコンセプトを変更すべきか悩みました。
チーム内で話し合い、コンセプトの一つである「絶えず紙飛行機を飛ばし続ける」ことに重きを置き、一度に5機の紙飛行機を射出して、手動で紙飛行機を装填し、また飛ばすという動きを素早く繰り返す作戦に変更することで壁を乗り越えました。

 

Q:2022年大会終了から2023年大会ルール発表までの過ごし方を教えてください!

A:大会終了後は、速やかに反省会を実施しました。また、毎年行っている「部内ロボコン」のルールを、2022年大会の機構を応用できる形で制定し、開催しました。参加するチームには、2022年大会のロボットの設計や、チーム運営の反省を活かしてもらうように大会を運営しました。ルール発表されてからは、昨年の設計やチーム運営の反省点を改善できるように、ロボットを制作しています。去年の大会の反省を活かして、余裕を持って大会に臨みたいと思います。

 

Q:2023年大会の意気込みをどうぞ!

A:今年の大会も、全力で取り組んで最高のロボットを作り上げます。ロボットの機構や操縦にぜひ注目してください!私たちの一番いいパフォーマンスを本番でできるように、応援よろしくお願いします!

 

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大会当日はライブ配信もあります!

 

 

今回の連載の流れ

NHK学生ロボコン2018
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