展示会

ロームの最新デバイス体験イベント “Play with Devices” 東京編、エンジニアに質問が殺到!

第1回:ロームのデバイスを使ったアイデアコンテストを開催!
第2回:ロームの最新デバイスを使ったアイデアコンテスト「ROHM OPEN HACK CHALLENGE」直前! デバイス体験イベント@京都レポート

 

2016年7月31日(日)に、アイデアコンテスト「ROHM OPEN HACK CHALLENGE」に向けたデバイス体験イベント「“Play with Devices” powered by ローム」が開催されました。7月24日に京都で開催された同名のイベントが楽しかったので、デバプラ編集部も2週連続で参加しました!

会場は、渋谷・道玄坂上のものづくりカフェ・FabCafe Tokyoの建物10階にある「loftwork COOOP(コープ)」、ものづくり系のイベントが多く行われる一角です。首都高を望む窓際のカウンターには、対象となるLazurite、センサシールド、センサメダル、EnOceanそれぞれのデモ機が並び、説明するエンジニアの周りには人だかりができていました。その数約40名。

会場の一角に設けられたコーナーでは、4種類の新しいキットに触れることができます。

ロームのエンジニアに、参加者は気軽に質問を投げ掛けます。

紙製の羽を小型モーターで動かして飛ぶ”ORIZURU”を見せてもらいました。全重量は約30グラム

実際にキットに触れながら、どの部分に温度や湿度のセンサーが付いているのかを確認したりと、対面ならではのやりとりがありました。「IC自体の構造がどうなっているのか」など、詳しい内容の質問も多く、エンジニアの方も刺激になった様です。

初対面の方とチームを組んでアイデアワークショップ

デバイスの機能を理解した後は、アイデアワークショップを行いました。各デバイスを使って「こんなことができそう」というアイデアを個人で出した後に、参加者同士で意見交換・交流をする時間です。

今回はアイデア出しのヒントとして、「公共空間」「住まい」「レジャー」「ワークスタイル」の4つのカテゴリーが提示されました。カテゴリーにとらわれず自由に考えた方も中にはいらっしゃいました!

まずはひとりでアイデアをシートに書き込みます。たくさん思いついて何枚も案を書く方も!

チーム内で自分の案をプレゼンテーション。イベントで出会ったばかりの人と、褒め合うことをルールに、互いのアイデアの意見交換をします。

個性的なアイデアが貼り出され、参加者同士で投票


ずらりと並んだアイデアは50件以上。みなさん真剣にシートを読み入っています

アイデアシートに書かれた作品のタイトルは、「忘れ物防止ドア」「こっくりんぐ(乗り過ごし防止センサー)」「畑の様子見に行ってくるねSYSTEM」「自動水まきプリンター」「もうつづけられなイス」「にゃんこ見守り首輪」「立ち入り禁止首輪」「バベルの塔」「ストップ食中毒」「スマートジップ」「G(ゴキブリ)センサー」「信号のいらない交差点」「渡り鳥を追いかけよう」「見えない防犯柵」などなど…。実際に役に立ちそうなアイデアが数多く貼りだされました。(皆さんセンスあるなあ・・・。)

投票を行い、得票数の多い3名には、ロームのデバイスが贈呈されました。おめでとうございます!

見事勝ち抜いたお三方からイベントの感想を頂きました。

「エンジニアさんへの質問を通じて、自分の疑問点を直接解消出来たのが良かったです。他のイベントでは質問が終盤になってしまうので、尻切れトンボになりがち。今後仕事で関わるかもしれないので、今回は勉強と趣味を兼ねて参加しました。」

「独学でプロダクトを作っていてArduinoやRaspberry Piを使っています。ロームのような本格的な半導体メーカーのエンジニアの話が聞けたことや、秋月電子、千石電商といった店を物色しても出てこないようなモジュールが多かったことがすごく新鮮でした。」

「ロームという会社の技術の高さを実感しました。他の会社はアイデア勝負のような製品があるのですが、ロームの製品は特許を取る様なしっかりとした技術がそのまま製品に表れている気がしました。」

知恵を出し合った仲間との懇親会


「FOOD unit GOCHISO」による、見た目も楽しく美味しい食事が振る舞われました

イベント終了後は、ゆるやかに懇親会へと移行しました。アルコールも入って歓談に花が咲き、最後まで残った方が多数。この日に知りあった方と、ものづくり仲間になれた方も多いようでした。

京都・東京2回のイベントを終え、8月21日までがコンテストの応募期間です。8月4日からは、京都・五条のMTRL KYOTOと、東京・渋谷のFabCafe MTRLで、4つのキットの常設展示が始まるそうです。利用方法などの詳細は、こちらで案内されています。「最新のマイコン&センサで試作しよう!ローム製デバイス常設展示利用のご案内

「デバイス体験イベントに参加していなくても応募できます!」とロームの人も言っていましたので、イベントには行けなかった皆さんや、キットをお持ちでない方も、夏休みの合間にMTRLに行って、アイデアの応募をしてみてはいかがでしょうか?

 

特設サイトはこちら↓

ROHM OPEN HACK CHALLENGE

★イベントで発表されたデバイスの説明資料を公開しました!(slideshareに飛びます)

 

 

今回の連載の流れ

第1回:ロームのデバイスを使ったアイデアコンテストを開催!
第2回:ロームの最新デバイスを使ったアイデアコンテスト「ROHM OPEN HACK CHALLENGE」直前! デバイス体験イベント@京都レポート
第3回:ロームの最新デバイス体験イベント “Play with Devices” 東京編、エンジニアに質問が殺到!(今回)
第4回:ROHM OPEN HACK CHALLENGE 一次審査会が終了、10作品を選出(※審査員コメントあり!)
第5回:結果発表!ROHM OPEN HACK CHALLENGE 受賞作品を紹介します

アバター画像

エレクトロニクスやメカトロニクスを愛するみなさんに、深く愛されるサイトを目指してDevice Plusを運営中。

https://deviceplus.jp

学生ロボコン2017 出場ロボット解剖計画