ロボコン

NHK学生ロボコン2015開幕! 現地から最速(当社比)レポート!

今年も来ましたNHK大学ロボコン。……ではなく、NHK「学生」ロボコン。

本年から高専と大学校の参加が可能になり、併せて大会名称も大学→学生に変更された。昨年と同様、デバプラ編集部ではこの熱戦の模様を会場から生レポート。乞うご期待!

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ロボミントン!

今年の競技内容はわかりやすい。ずばり、「ロボミントン」。ロボットによるバドミントンだ。

実際はこんな↓イメージ。ABUロボコン(学生ロボコンの国際大会)強豪国であるベトナム国内大会の模様だ。

言わばダブルス。ホンモノのバドミントンと大きく違うのは、サービスを落とす位置が、コート上の黄色いエリアに制限されているところか。

競技内容はシンプルだが、けしてカンタンとは言えないだろう。どこに飛んでくるかわからないシャトルに反応しなければならないのだ。シャトルが空中にあるのは、おそらく1秒以下。昨年のインド大会でこの競技内容が発表された際、会場にいた出場者たちがどよめいた。これはその難しさを物語っているシーンに思える。

この競技内容を初めて聞いたときの記者の感想は、「ラリーが続くか?」というもの。サーブはいいとして、その後のリターン、そしてラリーが続くようになるまでの完成度を持った2チームが現れるか、そこが見所だと感じた。海外大会の動画を見る限り、2、3回以内で終わるケースがほとんどのようだが、果たして日本チームは。近年のABUロボコンに詳しい関係者によると、「今年は代々木が実質 “ABUロボコン” なのでは」という声も聞かれた。つまり、それだけ日本のレベルが高いということだろう。

ロボット

シンプルな競技内容だけに、ロボットとしては完成度が求められる。確率を高めるためにラケットを多く装備するのがオーソドックスな手法かもしれないが、問題はその分重くなること。ラケットそのもののに加え、当然メカと必要なパワーが増え、その分重量が増すことになる。そうなると今度は機動性が落ちる。素早く正確に落下地点に入ることが難しくなる。

操作の方法も気になるところだ。おそらくは手動操縦が必要なチームが多いだろうが、Kinect等のセンサを用いて自動制御するチームもあるようだ。中には、ロボットとは別に、センサを満載した「ポール」を用意しているところもある。しかし、センシングそのものもそうだが、軌道の予測や、おそらく10cm以内の精度が求められる移動、短いセッティング時間など、課題は多い。そのクオリティにも期待したい。

 

NHK学生ロボコン2015 出場校一覧

北見工業大学 北海道 チーム・Onion
仙台高等専門学校 宮城県 Re:minton
ものつくり大学 埼玉県 イエロージャケッツ
工学院大学 東京都 KRP
電気通信大学 東京都 ロボメカ工房
東京大学 東京都 RoboTech
東京農工大学 東京都 R.U.R
早稲田大学 東京都 ROBOSTEP
横浜国立大学 神奈川県 Robo+ism
新潟大学 新潟県 科学技術研究部
長岡技術科学大学 新潟県 NUTs HEADs
信州大学 長野県 ALPS
金沢工業大学 石川県 翔破
豊橋技術科学大学 愛知県 とよはし☆ロボコンズ
名古屋工業大学 愛知県 ロボコン工房
三重大学 三重県 M3RC
京都工芸繊維大学 京都府 Forte Fibre
大阪大学 大阪府 Robohan
松江工業高等専門学校 島根県 MRP
九州大学 福岡県 KURT

決戦は日曜日

決戦は明日、2015年6月7日、12:30スタート。インドネシアへの切符を手に入れるのは……、

前年の国内王者、そしてABU・インド準優勝の名古屋工業大学か?

2011年、2012年と連覇を果たしている強豪中の強豪、東京大学か?

ABU出場を4度果たしている金沢工業大学か?

はたまた、強豪たちに土を付ける新星が現れるか?

刮目して待て!

 


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高専ロボコン2015 出場ロボット解剖計画
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