第17試合。金沢工業×三重。
これは熱い一戦。この後、優勝候補に挙げられるチームが続く。スタートはどちらも順調。しかし金沢……、最速! 13秒で設置、会場のChai-Yoタイムは16秒! 三重も手堅い進行で、会場全員のかけ声とともに、Chai-Yo! 目にもとまらぬ展開。
第18試合:豊橋×北見
北見の焼き肉網が独特の存在感。エコロボット側の帆は、ナナメから風を受けてもOKなヨット式。スタート、そして豊橋、一気! 記者の目測では14秒で設置、19秒がChai-Yoタイムとなった。ここへきてクリーンChai-Yoが連発した。自動機がその真価を発揮し始めた!
第19試合。東大×東京農工
東大がクリーンChai-Yoをすれば、フライホイールの回転を溜める作業がある農工大は、仕事をさせてもらえない可能性がある。試合開始。東大はあっという間にポールへ。Chai……とだれもが思ったところ、マシンがストップ。ひやっとしたが、ほどなく動き始める。47秒でのChai-Yo、勝利となった。東京農工、残り15秒でポールを登る。……ぎりぎり……、アウト。Chai-Yoならず。
第20試合:長岡技術科学大学×信州大学
長岡、ポールでリトライ。自動機はまったくのスタート地点からのやり直しになるケースが多い。2回目のトライも不成功。スタート位置に戻るための時間が大きい。対する信州も、Riverセクションを越える。残り30秒。これは絶妙な得点差になるか。審判が集められ、協議。「クリアした課題が多い赤チーム」=信州の勝利。長岡、おそらく決勝トーナメント進出は大丈夫だと思うものの、不安が残る結果となった。
第21試合:名工大×横国
名工、スタートできず! 特に対策をしているようにも見えず、何か深刻なトラブルか? その間、横国が着実に進める。残り30秒、横国はポールまでたどり着いている。そしてタイムアップ。当然、横国の勝利。名工に何が起こったのか。試合後、アナウンサーによるインタビューに。「センサが動かなくなった」ということだが、事象はわかっても原因は不明、ということだろう。名工、ここで力尽きる、ということになるのか。
第22試合:早稲田×熊本
熊本、ビデオ紹介がお洒落。スタート。共にRiverセクション前で難航。早稲田はエコロボットのトラブルか、機体の奥に手を入れて必死の表情。残り1分、熊本の風車マシンがダウンスロープへ。早稲田は動けない。残り10秒。軍配は赤、熊本に上がる。が、予選を通過することはできなかった。
第23試合:東工大×大阪
大阪のエコロボットは、500グラム程度との噂。両者とも順調なスタートに見えたが、Riverセクションで落車。互角の展開。リスタート後も両者うまくいかない。抜け出したのは東京工業。ポールまで到達するが……、受け渡しがNG。残り1分。30秒。両者ポール際の戦い。結果、Chai-Yoならず。勝敗は判定へ。しばし会場がしんと静まる。久しぶりの静寂。勝者は東京工業大学。
第24試合:新潟×東京工科
新潟の動画は『メタルギア』か。両者ゆっくりとスタート。次第に新潟がリード。ロコロボットの帆は効率が良さそうだが、Riverセクションを越えるのに苦労。東京工科も、Riverセクションで落馬。一瞬パーツが飛んだようにも見えたが、スタートは可能な状態のようだ。しかし、運ぶプロペラが外れてしまう。この部分も回す、というお茶目なアイデアが邪魔をしてしまう結果。どちらもChai-Yoならず。新潟の勝利。 ※一部本項の内容に間違いがありました。お詫びして訂正致します。
準々決勝 速報へ続く