ロボコン

速報 予選1巡目:NHK学生ロボコン2018

テストランが行われた昨日の蒸し暑さとは一転、決戦当日は台風の影響を伴った雨。たまたま、だとは思いつつも、熱戦と波乱を予期させる。

11時過ぎ、大田区総合体育館・メインアリーナが開場。各チームおそろいのユニフォームに身を包んだメンバーや応援団が、観客席に着席する。テストランの張り詰めた空気とは異なり、今日はまさにお祭りのような賑わいだ。 12時15分頃に公式応援団のこじるりこと小島瑠璃子さんも登場し、会場のボルテージも高まる。そして12時55分、とうとう決戦の火蓋が落とされた。

長崎総合科学大学VS北見工業大学

長崎総合科学大学vs北見工業大学
最西端と最北端の対戦で幕を開けたNHK学生ロボコン2018。キャリーイングロボットが筒状のラックを採用した長崎総合科学大学、対して最北端となる北見工業大学の対戦。両者ゆっくりとした出だし。北見が着実にスローイングへ。その間、長崎は自動ロボットの不調によるエラーで足踏み。センサー不良か? 次の瞬間、会場がどよめく出来事が。北見の放ったノーマルシャトルコックが、あろうことかリングに挟まったのであった。
さらに2投目もリングにすっぽりとはまる。そのままタイムアップを迎え、得点で北見工業大学の勝利。3-0。

長岡技術科学大学vs東京工科大学

長岡技術科学大学vs東京工科大学

吸引音とともに先に動き出したのは長岡だった。そのままTZ1から1投目クリア。一方東京工科大は序盤からエラーでリトライ。前日のテストランでは問題なく動いていたが、原因不明だ。10点を得点した長岡だが、その後TZ2(遠い側のスローイングゾーン)からの投てきで2投外してしまう。3投目にしてTZ2をクリア。そのままロンバイを狙うもゴールデンシャトルコックを落としてしまい、タイムアップ。29-12で長岡の勝利。

九州大学VS大阪工業大学

九州大学vs大阪工業大学
博多ラーメンを紹介する大学紹介Vで、気を取られていたのもつかの間。試合開始後、スムーズな動き出し、さらに動きながらのシャトルコップの受け渡しを成功した九州大学。大阪工業大学もピックアップ〜受け渡しを図るが、九州大学の速さには及ばず。2投目以降、ストレートでTZ1、TZ2をクリア、そして今大会初の、ロンバイ。そのタイムは33秒。

早稲田大学vs岡山大学

早稲田大学vs岡山大学

不調で動かない岡大に対して、機敏に動き出した早稲田。そのまま1投を成功させる。そのままスムーズにTZ2へと移行するかと思いきや、エラー発生。その間に岡大が動き出し、ゆっくりと確実な動きで1投目をクリアする。両者同点に並ぶ。その後、惜しいシーンもありながら両者トラブルに見舞われ、苦しい戦いに。結果、受け渡し回数のポイント差で15−12、早稲田の勝利。

金沢工業大vs鈴鹿工業高等専門学校

金沢工業大vs鈴鹿工業高等専門学校

開始直後、キャリーイングロボットとメンバーが衝突してしまった金沢。その間に独特のサイドスローイングでTZ1からの1投目を成功させる鈴鹿。昨日のテストランの不調を思わせない投てきだった。そのままロボットの修理に追われ金沢はタイムアップ。鈴鹿、金沢工業を相手に、13−0で勝利。

富山大学vs新潟大学

富山大学vs新潟大学

新潟が早かった。瞬く間にTZ1とTZ2からの投てきに成功し、ロンバイへの挑戦に挑む。その間に富山大学もTZ1からクリア。新潟大学のスローイングロボットの特徴、2投連続のギミックが功を奏し、一度はロンバイ失敗するものの、即時にリカバーしロンバイ成功。46秒。

東京工業大学vs東京農工大学

東京工業大学vs東京農工大学

両者の吸引音とともに開幕した。迅速にスローイングまでたどり着いたのは東工大。TZ1からTZ2までスムーズにクリアする。その間に農工大もTZ1からの投てきをクリアするも、東工大の爆速には追いつけず。ストレートでロンバイを成功した東工大。タイムは24秒、現時点での最速だ。

千葉大 vs 横浜国立大学

千葉大 vs 横浜国立大学

両者ともトラブルにて幕を開けた。千葉大はピックアップするも、シャトルコックを落とし苦戦。横国大はスローイングロボットが正面の壁に追突してしまい、リトライを繰り返す。センサー不良か? 苦しみながらも千葉大、TZ1からの投てきに成功。その後も横国は思うように動かず、19-0で千葉大の辛勝となった。

NHK学生ロボコン2016 出場ロボット解剖計画
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