NHK学生ロボコン2019 / ロボコン

【速報】決勝:NHK学生ロボコン2019

エキシビション MR2による徒競走

決勝までにエキシビション。予選敗退チームのMR2による徒競走、つまりピュアな「かけっこ」が開催された。

エキシビション第1試合は、アメンボ型・東京工科大とウマ型・新潟大のバトル。新潟の、お好み焼きのヘラに似た足が踏みしめるように歩を進め、制限時間1分のあいだにウーハイモーションを決めた。

学生ロボコン2019

(この間、ピットでは、早稲田チームの修理が続いている。客席から、早稲田の足が動いているのが視認できた。)

エキシビション第2試合はクモ型・熊本大学とウサギ型・東京農工大学。両者ともに非常に調子が良く、とてもかわいい。農工大の登山中に1分が経過したが、小島瑠璃子さんの「もうちょっと見せて主審さん!!!」の声に、時間延長。農工大・熊本大両チームのウーハイ達成までを見ることができた(ありがとう!)。

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決勝!

京都 ○150
早稲田 150

京都大学は全試合をウーハイで勝利している。東大や豊橋、長岡などの速すぎるチームに隠れてしまいがちだが、歩行や段差超えの不安はまったく感じさせず、シャガイ投げで「馬」を出す確率も高い。安定して強いチームだ。

早稲田はパワフルな歩行で魅せてくれたが、試合が進むごとに機体にダメージが出ているようにも見える。決勝で破断した部品の修理は終わっただろうか。両者のマシンはMR1、MR2ともによく似ている。

応援団からのコメント:
京大「どういう形かたちであれ、優勝してほしいです」
早稲田「落ち着いてやれば、強豪の豊橋・東大を下してきた京大に勝つこともできる。ABUに連れて行ってくれるよな!」

スタート! 「速さ」の早稲田と「安定感」の京大の戦いだ。MR2始動直後にリトライを挟みつつも、先に山のふもとに着いたのは早稲田。しかしシャガイが投げられない。その間に、追いついた京都のMR1がシャガイをひとつ投げる……20点! 2つ目のピックアップに苦労しているうちに、早稲田のMR1がシャガイを3つ、次々と投げる。しかし2つが場外に落ち、リトライ。

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京大・早稲田ともにシャガイを投げるモーションに入るのに苦労している様子。決定的な一投が出る前に、3分の試合時間が経過! 同点で試合終了となったため、先にシャガイを投げ、得点を獲得していた京大が勝利、優勝が決まった。

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15年ぶりの出場で初優勝となった、京都大学。試合直後のインタビューも、なんとなく上の空だ。ABUに向けての調整や改良に関しても、どこかイメージが湧かない様子。

Cheer Playerランキング発表

閉会式前、Cheer Playerによる「チア数」ランキングが発表された。

1位.東京工業大学
2位.長岡技術科学大学
3位.熊本大学

閉会式

全チームがあらためて入場し、表彰式がおこなわれた

優勝:京都大学
(おそろいのユニフォームがないのが逆に新鮮に見える)
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準優勝:早稲田大学
特別賞
Panasonic:熊本大学
トヨタ:早稲田大学
マブチモーター:新潟大学
ナガセ:東京農工大学
ローム:慶応義塾大学
NOK:京都大学

アイディア賞:長岡技術科学大学
技術賞:東京大学
デザイン賞:九州大学

最後に京都大学のメンバーが、ABUに向けての意気込みを語った。

「初めてでわからないことだらけですが……ぼくらにできる最大を尽くしたい」
「正直、自分でもわけがわかないです。でも、いまのままでは世界では通用しないことはわかっているので……上げるところまで上げていきたい」
「ここまで対戦した全チームに対して恥ずかしくないようなロボットを仕上げていきたいと思います」

確かに、ABUに行くことは想定外だったかもしれない。しかしもちろん、紛れもない勝者。勝ったとしても負けたとしても、ぜひ、モンゴルの地で悔いのないよう十分に力を発揮してきていただきたいと思う。

同時に、いつものように、この場を目指したすべての参加者にも同様のリスペクトを届けたい。実際には、悔いも失敗もあることが多いとは思う。軽々しく「それでもいいのだ」などと言うつもりはない。しかし、まず、この場を目指し行動してきたことそれ自体が、なんらかの価値があるものだと思う。引き続き、デバプラではそんなロボコニストを応援していくつもりだ。続報をお待ちいただきたい。

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Device Plus 編集部

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