予選3巡目。G及びHグループは2チームのみのため、試合数は少ない。
Aグループ第3試合
赤:立命館大学 100
青:慶應義塾大学 ○130
Aグループは九州が決勝進出を決めている。両者悔いのないバトルを見せてほしい。
スタート! 両チームともMR1は手動で、落ち着いたスタート。ゲルゲ受け渡しエリアもほぼ同時に入ったが、先にMR2が動いたのは立命館。慶應のMR2も追う。動き始めると、慶應のMR2は魅せる。3分経過し、得点で慶應が勝利となった。予選敗退となったが、両チームともロボットのパフォーマンスをしっかり見せてくれた。お疲れさまでした!
Bグループ第3試合
赤:長岡技術科学大学 ○0:31
青:大阪大学
結果次第では、三重大学を含むすべてのチームに決勝進出のチャンスが残るカードだ。
スタート! 長岡が速い! ゲルゲの受け渡しも今回はスムーズに成功。大阪も段差越えまでは進んでいたが、調子を取り戻した長岡の31秒ウーハイ(現時点で最速!)が圧倒的。長岡が決勝へのきっぷを手に入れた。
Cグループ第3試合
赤:東京工業大学 70
青:豊橋技術科学大学 ○100
京都大学が決勝進出を決めているグループ。各マシンのベストパフォーマンスを見せてほしい。
スタート! 豊橋のMR1が凄まじい速さでゲルゲを受け渡した。しかし甲虫っぽいMR2の足にトラブルが見える。東工大もゲルゲ受け渡し後、狼のようなMR2が進むが、段差超え・ロープ超えが思うように進まない。
3分間経過し、得点で豊橋が勝利。両チームとも、対京都大学よりはロボットの動きを見せてくれたが、最高のパフォーマンスとまでは言えなかったように思う。記者も悔しい。
Dグループ第3試合
赤:早稲田大学 ○2:36
青:九州職業能力開発大学校
早稲田はウーハイ達成済、九州職能は得点勝利のカード。
スタート! 早稲田、安定感もあり、速い!
1分30秒、早稲田がウーハイエリアへの侵入に苦労している間に、九州職能はじっくりじっくり4本足で追い上げる。早稲田は足が長く、相手チームに足先が上空侵入してしまう。侵入状態ではウーハイが認められないため、何度かリトライしてウーハイが認められた。決勝進出は決めたが、上空侵入を防ぐ方法はあるのか……?
Eグループ第3試合
赤:新潟大学 ○2:32
青:ものつくり大学
金沢工業が決勝進出を決めているチーム。両チームのマシンのパフォーマンスに注目だ。
スタート! MR1は新潟が速い。新潟がスムーズにゲルゲを受け渡し、MR2もスムーズに段差・ロープを超える。ものつくり大学も、速くはないが着実に歩を進めている。新潟が2分32秒でウーハイ達成! 新潟らしい精密な動きが会場を魅せた。
5年ぶりの出場となるものつくり大学も、MR2の健気な歩行を見せてくれた。お疲れ様でした…!
Fグループ第3試合
赤:熊本大学
青:東京大学 ○0:25
勝ったチームが決勝への切符を手に入れる。速さの東大か、安定感の熊本か?
スタート! 熊本のMR1が始動しない! 東大があっという間にウーハイ達成、大会内最短記録を塗り替えた! 熊本は為す術もなかった……。
東大のMR2は、まだ「安定性重視」の動きをしているように見える。テストランで見せた、リスクはあるが最短経路の動きは決勝進出で出るか?
Hグループ再試合
赤:横浜国立大学 ○100
青:仙台高専名取 100
勝敗・得点差ともに互角だったための再試合。勝利チームが決勝へのカードを手に入れる。
スタート。ゲルゲ受け渡し、段差越えまで完全に互角。一進一退の攻防に会場が息を呑む。
3分間の競り合いが終了。得点は並んだが、先に段差を超えていた横浜国立大学が決勝進出を決めた。決勝ではロープ超えの妙を見せてほしい。
敗退はしたが、本当に互角の戦いを見せてくれた仙台高専のみなさんにも敬意を評したい。お疲れ様でした!