ロボコン

速報:学生ロボコン2015 決勝 早稲田大学vs新潟大学

決勝は早稲田と新潟の対決になった。

今年は決勝前にエキシビションを挟む流れ。バドミントン小椋選手と名工大のラリーが行われた。山なりのラリーでは、エンドレスになるレベルのロボットであることがわかる。

さらには、小椋選手のスマッシュを、豊橋が受けるという趣向も。おそらく最速のスピードで動いていた豊橋の機体、そしてギミック満載のシステムは、どのレベルのスマッシュに対応できるのか? しかし残念ながら、小椋選手のおそらく20%のスマッシュでも、豊橋機は反応できなかった。

さらに、金沢工業大学も登場。今度は金沢のスマッシュを、小椋選手が受ける。しかしこちらも、現時点では難しかった様子……。

 

 

一度緩んだ会場の空気が、両チームの登場とともにまた引き締まる。ひときわ大きな拍手で迎えられる、メンバー6人。早稲田大学vs新潟大学。勝者が、ABUロボコン・インドネシア大会への切符を手にする。

試合前インタビュー、新潟はこの場にいることなど想像もしていなかったとのこと。

セッティングタイムでは、早稲田はいつものようにレシーブ練習。先攻は新潟。初手サーブはアウト。早稲田 1-0 新潟。

鋭い気合いとともに、早稲田サーブ。入らず。1-1。

新潟サーブ。……入らず!

早稲田サーブ。……の前にタイムアウト。タンクの調整を行った。今度はイン。しかし新潟がレシーブして得点。新潟メンバーはごくごく淡々としている。

新潟サーブ。早稲田レシーブ成功。早稲田 3-2 新潟。

早稲田サーブ。新潟レシーブできず。早稲田マッチポイント! 4-2。

新潟サーブ。早稲田はレシーブ成功!!! ……5対、2。

NHK学生ロボコン2015の優勝は、早稲田大学。ABUロボコン・インドネシア大会への切符は、ROBOSTEPが手にした。

勝者インタビューでは、ほぼ手動のロボットで、その分「練習量では負けてない」と語っていた。自動ロボットには敬意を表しつつも、やはりこのロボコンのために多くの人と過ごした時間は、かれらのひとつのプライドになっているようだ。会場からは大きな拍手が送られていた。

 

ABUロボコン・インドネシア大会は、8月23日(日)。国内大会はこうして幕を閉じたが、まだまだ学生ロボコンからは目が離せない。デバプラではこの大会も密着レポートする予定だ。

高専ロボコン2015 出場ロボット解剖計画
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