モノのインターネットを活かしたDIY

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※この記事はDevicePlus.com(英語版)のこの記事を日本語訳したものです。

モノのインターネット(IoT) – ウィキペディア(英語版の和訳)

“IoTとは、データの収集と交換を可能にする電子回路、ソフトウェア、センサー、アクチュエーター、通信機能を備えたさまざまなモノをインターネットで相互に接続することである。モノの例としては、物理デバイス、乗り物(「コネクテッドデバイス」「スマートデバイス」ともいう)、建物などがある。”

IoTは世界中で急速に成長しています。本当にシンプルで簡単に実現できるすばらしいプロジェクトがたくさん現れてきています。たとえば、リモート式ホームモニタリングシステム、インターネット接続型セキュリティシステム、スマート傘立て、モーションコントロールランプ、パーキングアシストシステムなどです。IoTの狙いはシンプルです。モノをインターネットに接続することで、もっとスマートに、もっと簡単にモノを使えるようにするということです。自分だけのIoTプロジェクトのヒントをつかんでみませんか?

Device Plus(デバプラ)で特に人気の高いDIY IoTプロジェクトを3つ紹介します。

1. スマート傘立て

【英語版】スマート傘立てを作る

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いつも時間に追われていて、天気予報を見る暇がないなんていうことはありませんか? このスマート傘立てで朝のバタバタを解消してください。
このチュートリアルではスマート傘立ての製作手順を示します。天気予報をチェックして、雨降りになるかどうかを教えてくれる傘立てです。Raspberry Pi Model B、GrovePi拡張ボード、超音波センサー、ブザー、LEDモジュールを使います。OSは、最新のRaspbian Jessie版をカスタマイズして使います。傘を持って出かける必要のある場合は、傘立てのLEDライトが点滅するとともに、音声で教えてくれます。このスマート傘立てがあれば、もう雨に濡れることはありません。

2. モーションコントロールランプ

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【英語版】Raspberry Piでモーションコントロールランプを作る方法

長時間の仕事を終えて帰宅したときのことを想像してください。家にはだれもいなくて真っ暗。両手は荷物でふさがっている。家に入ったとき自動で灯りがつけばいいのに……。モーションコントロールランプがあればすべて解決です。
このチュートリアルでは、モーションコントロールつき自動ランプの製作手順を示します。指を動かさずにルームランプが点灯できる装置です。今回のプロジェクトでは、Raspberry Pi Model B、GrovePi拡張ボード(Dexter Industries製)、超音波センサー、リレーモジュールを使います。OSは、最新のRaspbian Jessie版をカスタマイズして使います。

3. パーキングアシストシステム

【英語版】パーキングアシスト用のカーセンサーを作る方法

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バックしていてうしろの車にぶつかりそうになったときに警告してくれるパーキングアシストシステムの自作を夢見たことはありませんか?
このチュートリアルでは、シンプルで安価なパーキングアシストシステムの製作手順を示します。Arduino Uno、超音波センサーHC-SR04(2個)、圧電ブザー(4個)を使います。バックで駐車しようとしていて、うしろの車にぶつかりそうになったときに、ビープ音でドライバーに警告してくれるシステムです。ビープ音の発音間隔で、相手の車との距離がわかります。このパーキングアシストシステムがあれば、もっとスマートに、もっと安全にドライブができます。

おわりに

自分だけのIoTプロジェクトにとりかかる準備は整いましたか? あなたならではのIoTプロジェクトに役立ててください。

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生物力学大好きエンジニア。はまっている分野は、生体模倣ロボティクス、機械学習、神経科学等。

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